クイーンのロジャー・テイラーが約5年振りのソロ・シングルをリリース
クイーンのドラマー、ロジャー・テイラーが新たなソロ・シングル「Gangsters Are Running This World」をリリースした。下記よりこの曲のリリック・ビデオをご覧いただける。
ピアノに導かれるメロディックなこの曲は、無力感を漂わせ、リリックには現代社会における予測不可能な政治情勢から誰もが抱えている不安について綴られている。“ベッドに横たわって、気持ちを落ち着かせようとするのだが/積み重なる不安で胸が押し潰されそうになる/ギャングスターがこの世を動かしている/俺たちの叫びはどこへも届かない/ギャングスターがこの世を動かしている”と冒頭で彼は歌う。
だが曲が進むにつれ、彼は人類が一体になる術について、希望を含ませながら歌っている。“愛の翼で空を飛んで行きたい/澄み渡る新鮮な空気を顔いっぱいに受けて/全ての国境や壁を破壊して/人類に貢献したい”
ロジャー・テイラーにとって5年以上振りのソロ作品となるこの曲は(2017年の「Journey’s End」はショート・ビデオ扱い)、アダム・ランバートをヴォーカルに携えた今年夏に開催されるクイーンの“ラプソディ”北米ツアーに先立って発表された。7月10日にバンクーバーのロジャーズ・アリーナで開幕し、8月23日にシャーロットのスペクトラム・センターで幕を閉じるこのツアーのチケットは現在発売中である。また、8月29日には、ABCがクイーンとアダム・ランバードのドキュメンタリー映画『The Show Must Go On: The Queen & Adam Lambert Story』を初放映する予定となっている。
昨年公開されたフレディ・マーキュリーがいた初期のクイーンを描いた映画『ボヘミアン・ラプソディ』の大ヒットによって、バンドは再び世界規模で脚光を
それ以外のクイーンのニュースとしては、クイーンの楽曲を使用したミュージカル『We Will Rock You』が北米各地のアリーナで再上演されることが決定している。2002年に初演され、カナダのアネリン・シアトリカルズが制作を手掛けるこのミュージカルは、現地時間9月3日より、カナダのマニトバ州、ウィニペグの6夜連続公演からスタートする予定だ。
Written by Tim Peacock
「クイーンの日」世界中で日本のみ9作品再発が決定 2019年4月17日発売
各商品の詳細はこちら
- 映画『ボヘミアン・ラプソディ』ブルーレイ/DVD発売決定
- 主演ラミ・マレックのアカデミー賞受賞スピーチ全文
- 映画『ボヘミアン・ラプソディ』字幕監修者の憂鬱と喜び by 増田勇一
- ブライアンを演じるグウィリム・リー独占インタビュー
- 映画公開記念ショーン・メンデスがクイーンをカバー
- 常識破り6分のシングル、名曲「Bohemian Rhapsody」
- 映画『ボヘミアン・ラプソディ』に協力した人物が語る制作の裏側
- 名曲「Bohemian Rhapsody」が持つ音楽史でのとてもつもない偉業
- QUEEN / クイーン全アルバム制作秘話
映画『ボヘミアン・ラプソディ』
2018年11月9日日本全国ロードショー
配給:20世紀フォックス映画
© 2018 Twentieth Century Fox
映画公式サイト