新たに生まれ変わったクイーンのミュージカル「We Will Rock You」の北米ツアーが発表
クイーンがテーマになったロック・ミュージカル「We Will Rock You」の北米ツアーが2019年9月3日に、カナダのウィニペグから開幕する。
公式プレス・リリースによると、ミュージカル「We Will Rock You」は、クイーンのライヴ・パフォーマンスの象徴であり、彼らをロック史の頂点立たせた壮大なスケールとスペクタクルが織り込まれたものになるという。
元々2002年に初上演されていたこのミュージカルが、この度、ブライアン・メイから直々に指名を受けたミュージカル・ディレクター、スチュアート・モーリーの手によって海外公演向けに新たに生まれ変わる。
「この作品のスコアをよりクイーンらしく作り直したんです。クイーンのスタジオへ行って、昔のヴォーカルを聴きました。今回の新たなスコアは、これまでよりずっと正確で、本物に忠実なんです。元々のミュージカルために作られたオリジナル・スコアには劇場向けの演出が施されていました。僕は純正主義者なので、そのスコアを原点へと戻したかったんです」と、スチュアート・モーリーはカルガリー・ヘラルド紙の最新インタビューの中で語っている。
カナダのアルバータ州を拠点とするアネリン・シアトリカルズが制作を手掛ける「We Will Rock You」北米ツアーには、ガリレオ役のトレヴァー・コル、スカラムーシュ役のケリ・ケリー、キラー・クイーン役のクリストル・チャンス、オズ役のアリス・アーンウェイン、ブリット役のブライアン・クリステンセン、カショギ役のカイル・グルニンガー、そしてバディ役のケヴィン・ドウをはじめとする新たなキャストが登場する。
「アネリン・シアトリカルズは、ミュージカル“We Will Rock You”の制作を手掛けられることを光栄に思っています。この絶好のタイミングになったことは、幸運としかいいようがありません」とアネリン・シアトリカルズの代表を務めるジェフ・ペリーは語っている。「ロンドンで初めてこの公演を観た時から、ずっと制作を手掛けてみたいと思っていた作品でもあります。このクイーンのミュージカルは、ブロードウェイ・ファンのみならず、広く大衆のための作品になりますので、劇場ならではのユニークなかたちでクイーンの音楽を体験してみたいという観客の皆様の期待に応えられるような作品作りを心がけています」。
2002年の初上演以来、世界19ヶ国で延べ1600万人もの観客を魅了してきた「We Will Rock You」は、クイーンのヒット曲で構成された、ベン・エルトン(「The Young Ones」「Blackadder」「Popcorn」)脚本によるミュージカルである。
ロンドンのウェスト・エンドで初上演されたオリジナル版では、音楽監修にクイーンのブライアン・メイとロジャー・テイラーを迎え、ベン・エルトンが「We Are the Champions」「Radio Ga Ga」「I Want To Break Free」「Somebody To Love」「Killer Queen」「Don’t Stop Me Now」「Under Pressure」「Bohemian Rhapsody」「Another One Bites The Dust」、そしてもちろんタイトル曲「We Will Rock You」を含む、24曲以上のクイーンのヒット曲にまつわる革新的なストーリーを作り出していた。
Written By Laura Stavropoulos
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