クイーン、伝説のライブ・エイドのセットリストを初めて再現。オーストラリア森林火災復興支援チャリティ・イベントにて

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Photo courtesy of Queen Productions Ltd / Photo by Jared Leibowitz

2020年2月16日にシドニーで開催されたオーストラリア森林火災復興支援のためのチャリティ・コンサート<ファイア・ファイト・オーストラリア / Fire Fight Australia>。様々なアーティストが参加したイベントとなったが、現在世界ツアー中のクイーン+アダム・ランバートも、自身のオーストラリア・ツアーを小休止して参加した。彼らはステージで、1985年7月に行われて歴史的イベントとなった「ライヴ・エイド」での22分間のセットリストを完全に再現。映画『ボヘミアン・ラプソディ』のクライマックスで観客を感動させてことでも有名となったパフォーマンスが、バンドとして35年ぶりに観客の前で披露された。

披露された6曲は、「Bohemian Rhapsody」「Radio Ga Ga」「Hammer To Fall」「Crazy Little Thing Called Love」「We Will Rock You」「We Are The Champions」とライヴ・エイドのセット・リストと全く同じ。「Radio Ga Ga」の後には、スクリーンにてフレディ・マーキュリーが登場して、観客との掛け合い「Ay‐Oh」で会場が大合唱となった。

 

1985年7月13日に行われたライヴ・エイドは、クイーンの歴史上で最も素晴らしい瞬間として知られており、バンドはロンドンのウェンブリー・スタジアムに集まった72,000人の観客の前でパフォーマンス。その模様は、全世界160か国に衛星中継され、世界中で15億人が視聴していた。フレディ・マーキュリー、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラー、ジョン・ディーコンの4人による22分間にわたるステージのパフォーマンスは、今日まで最高のライブ・パフォーマンスの1つと見なされている。

コンサートの利益は、同コンサートからの全収益は、人命救助、救済支援、復興活動に携わるオーストラリナ内の主要団体へと寄付される。すべての寄付の受付はこちら

Credit: Jared Leibowitz

今回のイベント参加について、メンバーからの以下のコメントが発表されている。

「深刻な森林火災に立ち向かうオーストラリアを支援するために、少しでも協力できることをとてもうれしく思います。今回の森林火災はオーストラリアが受けた災害ではありますが、それは人類の課題でもあります。野生動物の現状を知って心が張り裂けました。このチャリティ・コンサートが彼らにも役立つことを願っています。我々は二度とこの悲劇が起こらないようにする必要があります」(ブライアン・メイ)

「今回の大規模な森林火災はオーストラリアだけではなく、全世界に影響を与える気候変動問題のようにも思われます。ミュージシャンとして、オーストラリアが復旧する方法を手助けするために、私たちは今ここにいます。今、苦難の中にいるのです」(ロジャー・テイラー)

「私たちの世界に何が起こっているのかを知るのは恐ろしいことですが、私たちは(自然災害について)責任感を持つ必要があります。今回のチャリティ・イベントに参加する一員となることは、本当に名誉なことです」(アダム・ランバート)

Credit: Jared Leibowitz


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