クイーンのブライアンとロジャー、お気に入りの会場や初めてのスタジアム体験を明かす
50年に及ぶクイーン(Queen)のキャリアから、貴重な蔵出しライヴ映像や、最新パフォーマンス、舞台裏を明かすインタビュー等を50週にわたって紹介していくバンドのシリーズ『Queen the Greatest Live』。
新たに公開された第36話『ブライアンとロジャーが語る象徴的なライヴ会場』では、世界中の最もアイコニックな何百もの会場をロックしてきたクイーンのブライアン・メイとロジャー・テイラーが、最新独占インタビューの中で、彼らのお気に入りの会場をいくつかを明かしている。彼らはまた、クラブ、コンサート・ホール、アリーナから世界中のスタジアムを完売させるまでに飛躍した瞬間を回想している。
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ブライアン・メイは、マンハッタンにあるマディソン・スクエア・ガーデンで初めて公演を行うことが決まった時のことを次のように振り返っている。
「ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンは、僕らにとって神話のような場所だった。ツェッペリンがそこで演奏したことは知っていたし、初めて演奏した時は、“うわー、僕らがこんな巨大な会場でやるなんて”って感じだった」
クイーン+アダム・ランバートは、先週から開幕した23日間にわたる北米ツアーの一環として、10月12日と13日にマディソン・スクエア・ガーデンで2公演を行う予定だ。
ロジャー・テイラーは、70年代末から80年代初頭にかけてクイーンが何度も公演を行い、大成功を収めたギリシャ風のコラムで飾られたロサンゼルスのアリーナ、ザ・フォーラムについてこう述べている。
「L.A.フォーラムのような場所が大好きなんだ。何か不思議な魅力がある。もちろん、観客も素晴らしい」
彼はまた、会場の規模が大きくなるにつれて、クイーンの演出を微調整するためにより多くの配慮がなされるようになったと説明する。
「面白いもので、ショーを作るには、ショーがどれだけ良いものかを伝えるためには、いろいろなことが必要なんだ。僕たちは暗い会場を作ろうとしていた」
そして、ウェンブリー・スタジアムもまた常に彼らのストーリーの中心的存在ではあるが、ブライアン・メイはさらに、クイーンのスタジアム・バンドへと昇りつめた印象的な瞬間として、1981年の南米でのエピソードを披露している。
「アリーナではなくスタジアムで演奏するようになったのは、南米でのことだった。僕たちはサッカー・スタジアムで演奏するために、機材を満載したジャンボ・ジェット機で南米に向かったんだ。素晴らしいツアー・マネージャーのジェリー・スティッケルズが全てを線密に計画してくれて、僕らの有名なマネージャーであるジム・ビーチは、こう断言していた。“ スタジアムを満員するんだ。君たちは現地ではそれくらいビッグなんだ”ってね。まだ行ったこともないのに。そうして僕らは突然、アリーナで18,000人ではなく、屋外で10万人、アルゼンチンやブラジルのいくつかの場所では15万人以上の観客を前に演奏することになったんだ」
しかし、ロジャーが振り返るように、クイーンにとって大舞台に立つことは決して問題ではなかった。
「僕たちは自分たちの音楽をビッグにしたかった。だから大きな会場でもいろいろと計画して成功させることができたんだと思う。つまり、他にもそれが得意な人たちがいたけど、僕たちは特に向いていたんだと思う」
Written By Tim Peacock
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