クイーンの名曲「Bohemian Rhapsody」が20世紀の曲として初めてSpotifyで20億再生を突破

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12月 21, 2022

管理人

Queen - Photo: Keystone/Getty Images

クイーン（Queen）の記念すべき大ヒット曲「Bohemian Rhapsody」のSpotifyでのストリーミング回数が20億回を突破した。現時点でSpotifyでは24番目の再生数であり、20世紀に発売された楽曲が20億再生を突破したのは「Bohemian Rhapsody」が初となる。

名曲が生まれた背景

「Bohemian Rhapsody」は、フレディ・マーキュリーがイーリング・アート・カレッジの学生だった60年代後半のある時期に、曲のアイディアを紙切れに走り書きしたところから始まったという。

クイーンのギタリスト、ブライアン・メイは、70年代初頭にフレディが、「Mama… just killed a man」というフレーズから、一時は「カウボーイ・ソング」と呼ばれていた傑作の片鱗を見せたことを覚えている。2008年にブライアンはこう語っている。

「フレディが、父親の仕事で出たポスト・イットくらいの紙切れを大量に持って入ってきたのを覚えている。そしてピアノを弾き始めたんだ。彼はドラムを叩くみたいにピアノを弾いていた。その曲には空いている箇所がたくさんあって、彼によればオペラのようなものがそこに入るとか言っていたね。彼はハーモニーを頭の中で組み立てていたんだ」

フレディはメンバーに、3曲分ほどの材料はあるものの、その歌詞を合わせてひとつの長い奇抜な曲にしようと思っていると話していた。結果として完成した6分のミニ・ロック・オペラはバンドの代表曲となり、2018年に公開され世界中で大ヒットした伝記映画のタイトルにもなった。

「Bohemian Rhapsody」のリハーサルが正式に行われたのは1975年の半ば、場所はサリー州のリッジ・ファーム・スタジオだった。バンドはヘレフォードシャーのペンロス・コートで3週間かけて演奏に磨きをかけ、夏頃にはレコーディングの準備が整った。1975年8月24日、ウェールズのモンマスにある著名なロックフィールド・スタジオでレコーディングを開始。ブライアンはその瞬間について「すごくゾクゾクした」と振り返っていた。

Written By Sam Armstrong

クイーン『The Miracle Collector’s Edition』
2022年11月18日発売
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＊日本盤には『THE MIRACLE RADIO INTERVIEWS』の訳、映像の字幕付き