クイーン「Bohemian Rhapsody」の過去のパフォーマンスがメドレーで公開。82年の来日映像も
50年に及ぶクイーン(Queen)のキャリアから、貴重な蔵出しライヴ映像や、最新パフォーマンス、舞台裏を明かすインタビュー等を50週にわたって紹介していくバンドのシリーズ『Queen the Greatest Live』。
クイーンの最も象徴的なアンセム「Bohemian Rhapsody」は、1975年の誕生以来、バンドのすべてのライヴのセットリストに含まれており、フレディ・マーキュリーの超絶ロック・オペラが観客に火をつけなかったことはない。新たに公開された第37話『様々な会場での「Bohemian Rhapsody」メドレー』では、世界で最も有名な会場で、時代を超えて演奏されてきた「Bohemian Rhapsody」の映像メドレーをお楽しみいただける。
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1975年の『A Night At The Opera』のためにサウス・ウェールズのロックフィールド・スタジオでレコーディングされたその日から、「Bohemian Rhapsody」はクイーンの最も偉大なアンセムであり続ける。
ロジャー・テイラーは、このバンド初の全英No.1シングルについて「大きな変革をもたらした曲」と証言している。
フレディ・マーキュリーが手掛けた壮大なアンセム「Bohemian Rhapsody」は、滝のように降り注ぐマルチ・トラックのハーモニーから、ヘッドバンギングを誘うハード・ロックまで、おそらくクイーンの楽曲の中でもライヴで再現するのが最も困難な曲だった。この最新ウェビソードは、クイーンの過去のライヴから、「Bohemian Rhapsody」の象徴的なパフォーマンスを映像メドレーとして紹介し、バンドがいかにしてこの不朽のアンセムを時代を超えて世界中に広めたかを紹介している。
1975年の英ハマースミス・オデオンでのライヴでは、20代の中性的なフレディがソロ・ピアノで「Bohemian Rhapsody」を演奏し始め、その魅惑的な最初の一節(「Mama, just killed a man…」)で瞬時に聴衆を魅了する。
1982年、所沢の西武ライオンズ球場では、上半身裸で汗まみれのフレディが、まるでストーリーテラーのように告白的な歌詞を歌い上げ、ブライアン・メイが幽玄なギターのタッチで彼のヴォーカルを彩っている。
同じく1982年の英ミルトン・ケインズ・ボウルでのパフォーマンスは、フレディのピアノのイントロからブライアンの痛烈なギター・ソロへと流れる、威厳に満ちた情熱的な演奏だった。そして、1985年の“ロック・イン・リオ”でのあの壮大なリフ。
ブライアンはかつてこう説明していた。
「僕たち4人だけで、あの巨大な、いくつものパートからなるオペラのようなセクションを再現しようとするのは、ちょっと無意味だと思ったんだ。そこで僕らが出した解決策は、ステージから一旦消え、衣装を着替えて戻り、ヘヴィ・セクションに突入するというものだった」
そしてこのウェビソードの最後には、1986年のウェンブリー・スタジアムでの、この曲の切ないアウトロ「Nothing really matters to me…」が加わり、フレディが天に突き上げた勝利の拳と共に「Bohemian Rhapsody」のロックの旅が幕を閉じる。
Written By Tim Peacock
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