クイーンの「Bohemian Rhapsody」が米で売上1000万枚を達成。英国バンドとして史上初の快挙

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3月 26, 2021

ItoMasaki

Photo: Mark and Colleen Hayward/Redferns

発売から40年以上が経ったクイーン（Queen）の代表曲「Bohemian Rhapsody」が、新たな金字塔を打ち立てた。この度、同曲がアメリカレコード協会（RIAA）より、全米での売上およびストリーム相当数が1,000万枚以上を達成したことを意味する「ダイアモンド」に正式認定されのだ。これによりクイーンは、ダイアモンド認定を受けた初の英国バンドとなった。

この発表を受けて、ブライアン・メイは次のようにコメントしている。

「これは信じられないニュースです。こんな時は我が身をつねってこれが現実なのか確かめなければなりません。これは、私たちが抱いてきた大胆不敵な夢をも遥かに越える出来事です。長年にわたり、私たちを信じてくれたすべての方々に、心から感謝します」

ロジャー・テイラーもこうファンに感謝を伝えている。

「この曲がこんなにも多くの人々の心に届き、繋がってきたことを知って、素晴らしい、感謝の気持ちがいっぱいです。皆さんにはずっと感謝しています」

今回のダイヤモンド認定により、クイーンにとって初の全米TOP10ヒットとなった「Bohemian Rhapsody」が成し遂げてきた数々の偉業に、また新たな記録が加わった。全英では当時の最長記録である9週連続1位を獲得し、1991年には再び全英チャートのトップに返り咲いた同曲は、20世紀に生まれた楽曲で最もストリーミングされた曲であり、そのミュージック・ビデオは、1990年代以前に発表されたビデオとして初めて、YouTubeで10億回再生を突破するという歴史的快挙も達成。また、2004年にはグラミー賞の殿堂入りを果たし、フレディ・マーキュリーのヴォーカル・パフォーマンスは、ローリング・ストーン誌の読者投票で、ロック史上最高のものに選出されている。

「Bohemian Rhapsody」は、クインティプル（5倍）プラチナ認定を受けたクイーンの3枚組ベスト・アルバム『Platinum Collection, Vol. 1-3』に収録されており、全米アルバム・チャートで6位を記録したこの大ヒット・アルバムには「Another One Bites The Dust」「Killer Queen」「Under Pressure」「We Will Rock You」「We Are The Champions」他、バンドのヒット曲が多数収録されている。

この偉業達成直後に、クリーンはバンド結成50周年という大きな節目を祝うための新たなYouTubeのシリーズ企画「Queen The Greatest」をスタートさせ、今後1年にわたって毎週週替わりで、クイーンのこれまでの歴史の中から50の素晴らしい瞬間を紹介していく予定だ。

3月19日に公開されたのエピソード1「Keep Yourself Alive」を皮切りに、同シリーズでは、1971年にすべてが始まって以来、クイーンが生んだ最大のヒット曲、最も記憶に残るパフォーマンス、驚くべき歴史的偉業などに毎週焦点を当て、来年までの1年間、彼らのファンにとっておきのエピソードを紹介していく。

海外時間3月26日にはエピソード2「Live At The Rainbow-London, 1974」、4月2日にエピソード3「The ‘turning point’ single, “Killer Queen”」の公開が予定されている。