クイーン、1980年の全米1位曲「Another One Bites The Dust」がSpotifyで10億回再生を突破
ジョン・ディーコンが作曲したクイーン(Queen)の1980年の全米No.1ヒット・シングル「Another One Bites The Dust」のSpotifyでのストリーミング再生数が10億回を突破した。
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1980年に発売されたクイーン8作目のスタジオ・アルバム『The Game』に収録されている「Another One Bites the Dust」は、世界的ヒットを記録し、全米シングル・チャートでは10月4日から10月18日にかけての3週連続で1位に輝き、バンドにとって2曲目の全米No.1シングルとなった。
さらに同曲は、1980年にリリースされたシングルとしては最長記録となる15週にわたって全米TOP10入り果たし、うちTOP5には13週、全米シングル・チャートには合計31週(1980年のどの曲よりも多い)にわたってランクインした。また、全米Hotソウル・シングルズ・チャートとディスコTOP100チャートで2位、全英シングル・チャートでは7位を獲得し、全世界で700万枚以上を売り上げたクイーンのベスト・セラー・シングルとしても知られている。
アメリカン・ミュージック・アワードでは“フェイバリット・ロック・シングル”を受賞し、グラミー賞の“最優秀ロック・パフォーマンス(デュオもしくはグループ)”にもノミネートされたこの曲は、発売以来、多くのアーティストによってカヴァー、リミックス、サンプリングされ、テレビ番組やコマーシャル、映画などにも起用されている他、現在でも様々なスポーツ・イベントにおいて、敗者へ向けて使われることが多い。
またこの曲は、当初映画『ロッキー3』で主題歌として起用される予定であったが、その後、サバイバーの「Eye of the Tiger」に差し替えられた。同映画の主演を務めるシルベスター・スタローンから映画のコピーを渡されたというサバイバーのギタリスト、フランキー・サリバンは、「私のアイドルの一人であるブライアン・メイが、1984年にロサンゼルスでの私たちのコンサートに参加してくれた時、その話題を持ち出したんです」と振り返っている。「私は彼にその映画のテープのコピーを送ることを申し出たんですが、今だに私の手元にあります」
この曲でジョン・ディーコンが披露するベースラインは、ディスコ・ファンクの先駆者であるシックの「Good Times」に影響を受けたと言われている。シックの共同創設者であるバーナード・エドワーズは、NMEのインタビューで、「クイーンのあの曲は、クイーンのベーシスト(であるジョン・ディーコン)が、私たちのスタジオで一緒に過ごしたから生まれたんだ」と述べていた。
Written By Tim Peacock
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