クイーン+A・ランバート、エルトン、ダイアナ・ロスらが英国女王即位70周年記念コンサートに出演
クイーン+アダム・ランバート(Queen + Adam Lambert)が、英時間2022年6月4日にロンドン、バッキンガム宮殿前で開催される特別コンサート“Platinum Party at the Palace”のオープニングを飾ることが発表された。
同コンサートには、クイーンの他にも、アリシア・キーズ、アンドレア・ボチェッリ、エルトン・ジョン、ダイアナ・ロスなどの豪華スターが出演する予定だ。
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この“Platinum Party at the Palaceは、エリザベス女王の即位70周年を祝して、約2時間半にわたって開催されるもので、20年前の女王陛下の即位50周年を祝した“ゴールデン・ジュビリー”では、ブライアン・メイがバッキンガム宮殿の屋上から「God Save the Queen」を披露していた。
ブライアン・メイはこの出演発表を受けて次のように述べている。
「女王陛下の輝かしいゴールデン・ジュビリーで演奏してから20年、再び招待されたことを大変うれしく思っています。バッキンガム宮殿の屋上の次は一体どこに行けるんだろう、とふと頭をよぎりましたが、まあ、直にわかりますよ」
祝賀パーティー当日は、バッキンガム宮殿に22,000人もの観衆が集まることが予想されており、10,000枚のチケットが一般市民に、7,500枚がエッセンシャル・ワーカーや軍隊、ボランティア、チャリティー関係者らに割り当てられている。また、コンサートの模様は、BBCがテレビとインターネットで放送する予定だ(日本の放送については未発表)。
3つのステージで行われる同コンサートには、オープニングを飾るクイーン+アダム・ランバートの他にも、アリシア・キーズ、ナイル・ロジャーズ、アンドレア・ボチェッリ、デュラン・デュラン、ハンス・ジマー、エラ・エア、クレイグ・デイヴィッド、メイベル、エルボー、ジョージ・エズラらに加え、今年の“ユーロビジョン・ソング・コンテスト”に出場し、英国出身者としては数十年振りの快挙となる準優勝に輝いたサム・ライダーの出演も決定している。
また、エルトン・ジョンは事前収録されたパフォーマンスで参加する他、ロンドンを拠点とするストリート・ダンス集団“ダイバーシティ”もパフォーマンスを披露し、イギリスでのライヴは実に15年振りとなるダイアナ・ロスがトリを飾る予定だ。ダイアナ・ロスは次のように述べている。
「女王陛下は、世界中の多くの人々に素晴らしいインスピレーションを与え続けています。このような重要で歴史的な機会に出演の依頼を受けたことを本当に喜ばしく思っています」
当時のパーティには、ミュージシャンの面々に加え、動物・植物学者のサー・デイビッド・アッテンボロー、テニス選手のエマ・ラドゥカヌ、元サッカー選手のデヴィッド・ベッカム、俳優のスティーヴン・フライ、女優のデイム・ジュリー・アンドリュース、ロイヤル・バレエ団、パラリンピック水泳選手のエレノール・シモンズらも登場し、アンドルー・ロイド・ウェバーがキュレーションを手掛ける一連のパフォーマンスを通じて、女王の在位中に生まれた、あるいは発展を遂げた世界的なテーマにも焦点が当てられ、ファッション、スポーツ、環境、ポップ・ミュージック、ミュージカルといった分野への英連邦の貢献が紹介される予定だ。
ミュージカルの分野では、『ハミルトン』の生みの親であるリン=マニュエル・ミランダが特別出演する他、『オペラ座の怪人』『ハミルトン』『Six』『ライオンキング』『ヨセフ・アンド・ザ・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』のキャストらがパフォーマンスを披露することも決定している。
Written By Tim Peacock
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