故・ポップ・スモークの2作目の遺作となるニュー・アルバムが7月16日にリリースへ
2020年2月、20歳の若さで命を落としたポップ・スモーク(Pop Smoke)の2作目となる遺作が2021年7月16日にリリースされることが、彼のマネージメントチームによって明かされた。
このアルバムは昨年7月に発売され、全米1位を獲得、米ビルボードのヒップホップ/R&Bチャートで19週1位を獲得し、1990年のMCハマーのアルバム『Please Hammer Don’t Hurt ‘Em』以来となる最長No.1記録となったデビュー・アルバムに遺作『Shoot for the Stars, Aim for the Moon』に続く新たなスタジオ・アルバムとなる。
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デビュー作『Shoot for the Stars, Aim for the Moon』の成功を後押ししたのは、プラチナ・ディスクに認定された「Hello」「Got It On Me」「Something Special」、ダブル・プラチナ認定された「Mood Swings」「The Woo」「What You Know About Love」の3曲、グラミー賞にもノミネートされたトリプル・プラチナ・トラック「Dior」、クワドラプル・プラチナ・トラックの「For The Night」などのアルバムからのヒット・シングルだ。
ポップ・スモークの21歳の誕生日にあわせて、昨年7月にリリースされた同アルバムは、米ビルボードをはじめ、Complex、ニューヨーク・タイムズ、XXLといった各メディアの2020年度の年間チャートにランクインするなど広く評価された。しかし、ポップ・スモークは、このデビュー作での成功を味わうことなく、同年2月に自宅に押し入った強盗によって命を奪われてしまった。
彼の死後、50セントが当時未完成だった同アルバムの製作総指揮を志願し、ドレイク、ロディ・リッチ、フューチャー、リル・ベイビーといった錚々たるゲストたちを招いて、プロジェクトに貢献を果たし、その数ヶ月前には、自身の楽曲「Many Men」や「Candy Shop」を使用する許可を与えていた。また、50セントは、ロディ・リッチと共にシングル「The Woo」にもゲストで参加している。
今年2月には、ポップ・スモークが俳優として出演する映画『BOOGIE』のサウンドトラックから、新曲「AP」がファンに向けて公開された。2019年に撮影を終え、今年3月5日に全米でプレミア上映されたエディ・ファン監督による同映画は、テイラー・タカハシ演じるバスケットボール選手志望のアルフレッド・“ブギー”・チンがプロの道を目指す姿を描いている作品で、ポップ・スモークは、タカハシのライバルであるモンク役を演じ、サウンドトラックに数曲を提供している。
Written By Will Schube
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ポップ・スモーク『Faith』
2021年7月16日発売
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ポップ・スモーク『Shoot For The Stars, Aim For The Moon』
2020年7月3日発売
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