PiLのドキュメンタリーがイギリスの映画館で限定上映決定

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パブリック・イメージ・リミテッド(PiL)のドキュメンタリー映画『The Public Image is Rotten』の試写会と、ジョン・ライドン本人への質疑応答が2018年6月3日の日曜日にロンドンで行われた。そしてこの映画の配給会社のアブラモラマは『The Public Image is Rotten』をイギリスにて6月17日から順次限定公開することを発表した。

『The Public Image Is Rotten』は音楽界で最も影響力の強く、お騒がせなキャリアを持つPiLの舞台裏と彼らの輝かしい人生に隠された予測不能な真実が、ジョン・ライドンの辛辣なユーモアと共に描かれている。

ジョン・ライドンはセックス・ピストルズ解散後にパブリック・イメージ・リミテッド(PiL)を1978年に結成し、40年後の今も、革命的かつ影響力のある存在感を世に放っている。この長編ドキュメンタリーでは、ジョン・ランドンが自身の芸術的感性に常に誠実でありながら、思い描く理想を極めようとし、音楽への新しいアプローチを見いだそうと常にもがいている姿が映し出される。同世代のアイコニックな存在のレッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリー、ビースティ・ボーイズのアドロックやサーストン・ムーア、そしてジョン・ライドンの過去もしくは現在のバンド・メンバーの証言が1981年のニューヨークのリッツでの有名なライヴの写真や音声などと共に映される場面もある。

タバート・フィーラーが監督したこの新しいドキュメンタリー映画は、昨年ニューヨークのトライベッカ映画祭で世界初上映され、ロンドンのレインダンス映画祭にてヨーロッパ初上映された。

現在、パブリック・イメージ・リミテッドは36日間のイギリス、ヨーロッパ、そして日本へのツアーが予定されている。バンドが最後にツアーをしたのは2016年であり、バンドが今まで行ったライヴの中で最高のパフォーマンスだったと言われている。

バンドのデビュー・アルバムがリリースされてから17年後の2012年に、最高傑作と絶賛された『This is PiL』がリリースされ、続いて2015年に10枚目のスタジオ・アルバム『What the World Needs Now…』が発表された。『What the World Needs Now…』は全英アルバム・チャートで29位を獲得し、プレスと世間から素晴らしい評価を得た。『What The World Needs Now…』はPiLが自主制作し、カーゴ・UK・ディストリビューションが流通を行い、PiL独自のレーベルであるPiL・オフィシャルからリリースされている(日本ではユニバーサル ミュージックより発売)。

彼らは1978年にデビュー・アルバムを発表してから1992年の『That What Is Not』まで、ジョン・ランドンはバンドをリードしてきた。17年間の茨の道を乗り越え、ジョン・ランドンは2009年から再度バンドを率いて、世界を周っている。

Written By Tim Peacock


パブリック・イメージ・リミテッド
『The Public Image Is Rotten (Songs From The Heart)』

2018年7月20日発売

【来日公演情報】
7月3日: 東京/六本木EXシアター
7月4日: 大阪/IMP HALL


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