シン・リジィ、フィル・ライノットの人生を追ったドキュメンタリー映画のティザー映像が公開
シン・リジィ(Thin Lizzy)のフロントマン、フィル・ライノット(Phil Lynott)の人生を追った新たな長編ドキュメンタリー映画『Phil Lynott: Songs For While I’m Away』のティザー映像が公開された。
この映像ではフィル・ライノットが、彼が通っていた学校の校長との会話を振り返る音声が収められている。
「ある月曜日、俺を呼び出した校長は、“君は将来何をしたいんだ?”と切り出し、“安定した良い仕事に就きたいのか?それとも下品なロックミュージシャンになりたいのか?”って訊くんだ」
とフィル・ライノットが語る音声の後に、シン・リジーの名曲「The Boys Are Back in Town」からのお馴染みのギター・コードが流れ、8月20日に予告編のフル映像が公開になることが明かされている。ティザー映像は下記よりご覧いただける。
今回のティザー映像の公開にあわせて発表された映画の解説にはこう説明されている
「シン・リジィのリード・シンガーとして知られたフィリップ・ライノットは、ソングライター、詩人、夢想家、異端児だった。 フィル自身の言葉によって様々な出来事が語られ、彼が遺したアイコニックな楽曲に焦点を当てている。この映画は、父親であり、夫、友人、息子、ロックアイコン、詩人、そして夢想家でもあったフィリップの核心に迫るものだ」
フィル・ライノットの人生を追った新たなドキュメンタリー映画は、アイルランド出身の映像作家のエマー・レイノルズが監督を務め、U2のアダム・クレイトン、スージー・クアトロ、ヒューイ・ルイス、メタリカのジェイムズ・ヘットフィールド、ウルトラヴォックスのミッジ・ユーロなど、様々なミュージシャンのインタビューが収められている他、シン・リジィのメンバーであるエリック・ベル、スコット・ スコット・ゴーハム、ダレン・ウォートンも出演する予定だ。
フィル・ライノットは1986年に心不全のために死去。以来、彼のレガシーと影響力を称える多くの追悼イベントが行われている。映画のタイトルは、シン・リジィの1973年のアルバム『Vagabonds Of The Western World.film』の収録曲から付けられた。
彼の娘であるサラ・ライノットとキャスリーン・ハワード・ライノットは、この新たなドキュメンタリー映画への支持と期待をこう語っている。
「私たちは変わらず父のことをとても誇りに思っていますし、この映画で、ミュージシャンとしての父の姿を見る機会を得られたことを大変嬉しく思っています」
映画『Phil Lynott: Songs For While I’m Away』は、今秋アイルランドで劇場公開される予定で、海外での公開日は未定となっている。
Written By Tim Peacock
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