ポール・マッカートニー、最新ツアー開幕目前のオーストラリアのファンへメッセージ
ポール・マッカートニー(Paul McCartney)は、2017年以来となるオーストラリアでの公演を目前に、オーストラリアのファンにビデオ・メッセージを送った。ポールの最新ツアー“Got Back Tour”は現地時間2023年10月18日にアデレードのエンターテイメント・センターで幕を開ける。
<関連記事>
・ポール・マッカートニーの新ポッドキャストがスタート
・ポール・マッカートニーの写真展開催を記念して、対談映像が公開
リハーサルのステージで撮影されたこのメッセージ動画には、ポールの呼びかけで、ポール・”ウィックス”・ウィッケンズ、エイブ・ラボリエル・ジュニア、ラスティ・アンダーソン、ブライアン・レイらバンドメンバーも登場している。同ツアーはメルボルン、ニューカッスル、シドニー、ブリスベン、ゴールドコーストを巡った後、メキシコとブラジルへと続く予定だ。
初日のアデレード公演は、バンドにとって、2022年6月にグラストンベリー・フェスティバルでヘッドライナーを務め、3時間近くに及ぶ壮大なショーを行って以来、約16ヶ月ぶりのライヴ復帰を意味する。それ以降も、ポールは、写真展『1964: Eyes of the Storm』の開催やそれに付随する写真集の発売、また最新ポッドキャスト『A Life In Lyrics』のローンチなど、非常に多忙な1年を送っている。
さらにポールは、ドリー・パートンがリンゴ・スターをフィーチャーした「Let It Be」のカヴァーに参加したり、ザ・ローリング・ストーンズが今週10月20日にリリースする18年振り最新スタジオ・アルバム『Hackney Diamonds』収録の「Bite Your Head Off」でベースを弾いたり、リンゴ・スターの最新EP『Rewind Forward』に収録されている「Feeling The Sunlight」の作曲も手掛けている。
その他の関連ニュースとしては、ポール・マッカートニー&ウイングスが1972年のツアーで使用した修復済みの2階建てツアーバスが、アメリカで競売にかけられる前に、ロンドン市内で最後の走行を終えようとしている。“WNO481”として知られるブリストルKSWの2階建てバスは、昨年バーミンガムNECで開催されたクラシック・モーターショーに出展されていた。
現地時間10月17日、元ビートルズ・ファンクラブ幹事のフリーダ・ケリーが主催するイベントで、同ツアーバスはピカデリー・サーカスのハードロックカフェでイベント当選者をピックアップした後、オールド・パーク・レーン、アビイ・ロード・スタジオ、ポールの自宅、メアリルボーン駅といったロンドン市内のザ・ビートルズやポールにまつわる名所を巡る予定だ。その後、現地時間11月16日から18日にかけてナッシュビルのハードロックカフェで行われるオークションにかけられ、20万ドル~30万ドル(約3000万円~約4500万円)で落札されることが予想されている。
Written By Paul Sexton
- ポール・マッカートニーの新ポッドキャストがスタート
- ポール・マッカートニーの写真展開催を記念して対談映像が公開
- 「Live and Let Die」50周年記念でドルビーアトモス音源配信
- ポールの70年代を、リンダとの絆を通して描く新ドキュメンタリー製作決定
- ポール・マッカートニーの新写真集『1964: Eyes of the Storm』が海外発売決定
- ポールの娘がアビイ・ロードの歴史を紹介するドキュメンタリー映画が配信
- ポール・マッカートニーのベスト・コラボレーション11
- ウイングス「Live and Let Die」50周年記念でドルビーアトモス音源配信
- ポール・マッカートニー、全163曲/80枚の7インチ・シングル・ボックス発売