ポール・マッカートニー新作『McCartney III』から46台以上カメラで撮影した「Find My Way」MV公開
ポール・マッカートニー(Paul McCartney)の新作であり、彼が一人で作り上げたマッカートニー・シリーズの3作目『McCartney III』がストリーミング、CD、そしてカラフルなヴィニール盤として、本日、2020年12月18日に発売となり、収録楽曲「Find My Way」のミュージック・ビデオが公開となった。
「Find My Way」のビデオは。フランシス・コッポラの息子ロマン・コッポラが監督したこのビデオでは46台以上のカメラを駆使し、ポールが様々な楽器を演奏している様子があらゆる角度から捉えていて、『McCartney III』の創作、演奏風景を直接垣間見ることのできる、今までにない試みとなっている。
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2018年にチャートの1位を記録した『Egypt Station』以来の新作となる『McCartney III』は、1970年の『McCartney』、1980年の『McCartney II』の伝統に則り、余分なものを取り去ったシンプルな作品で、彼がプロデュースも含めて文字通り一人で仕上げたアルバムだ。
今年の前半の“ロックダウン / Rockdown”[訳注:封鎖という意味のLockdownを、音楽のRockと掛けて、ロックが出来ないという意味で使っている]の時期にサセックス州でレコーディングされた『McCartney III』は、主にポールがギター、もしくはピアノを弾きながら生で歌ったものを収録し、そのベーシック・トラックの上にベースやドラムを後からダビングしている。
このプロセスは、ポールが最初に90年代初めに作った曲「When Winter Comes」(ジョージ・マーティンとレコーディングした曲)に手つけたときに閃いた方法だった。ポールはこの曲に新たな旋律をつけ、「Long Tailed Winter Bird」としてアルバムのオープニングに持ってきた。そして「When Winter Comes」の方は2020年ヴァージョンの「Winter Bird」というイントロをつけて、ニュー・アルバムのフィナーレに据えている。
新作の発売を記念して、Spotify独占でメイキング映像やコメンタリーが見られる『McCartney III』アルバム特設チャンネルが公開。そして日本時間12月22日(火)午前2時から、Apple Musicのゼーン・ロウの番組のゲストに出演。そしてYouTubeにてクリス・ロックとのトークが公開となっている。
また今回の新作ついての各紙のレビューも公開されている。
“マッカートニーがパンデミックの時期に出すアルバムとして、とても‘ポールらしい’アルバムだと言える。明るくて、立ち直りが早く、どこまでも前向き。ザ・ビートルズの最も重要なメッセージのひとつをベビーブーム世代に再び念を押している。「人生はもっと良くなる、良くなっていく一方だ」というメッセージだ”
―――『ザ・ニューヨーカー』誌
“レイドバックした珠玉の作品”
―――『ローリング・ストーン』誌
“見事に基本形に戻った……彼の音楽的な技量は誰よりも洗練されていて深淵であると言える”
―――『サロン』誌
“……印象的なメロディに巧みなアレンジ……その天賦の作曲能力には未だに力強さがある”
―――『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙
ポール・マッカートニー『McCartney III』
2020年12月18日発売
先着カレンダー付CD / LP / iTunes / Apple Music / Spotify / Amazon Music
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