ポール・マッカートニー、フー・ファイターズの新作にドラムで参加

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間も無くリリースされるフー・ファイターズの新作『Concrete And Gold』にポール・マッカートニーがドラマーとして参加していることが発表された。

フー・ファイターズが行なったET Canadaとの最新インタビューで、どのような経緯で伝説的な元ザ・ビートルズのメンバーが彼らのアルバムに1曲参加することになったか語った。「ポールは、あらかじめ曲を聴いてきてなかった。彼がスタジオにやってくると、デイヴがアコースティック・ギターでどんな曲なのか、さらっと聴かせたんだ」と、メンバーが語る。「すると、ポールのアシスタントが準備した特別なドラムセットに彼は座ったんだ。俺は隣に座ってドラムスティックで指揮した。彼は2テイク録ったよ」

フー・ファイターズのフロントマンであるデイヴ・グロールは、以前にもこのプロジェクトには“世界で最も偉大なポップ・スター”がフィーチャーされていると洩らしていた。ところが、デイヴ・グロールはポール・マッカートニーがそのゲストではないと明確にしている。「彼もしくは彼女は、アルバムの中でも最もヘヴィーな曲でバックアップ・ヴォーカルとして参加している」とデイヴ・グロールは語る。「でもそれが誰かは絶対に言わないよ」

ポール・マッカートニーは、これまでにもデイヴ・グロールと元ニルヴァーナのメンバー2人(ベーシストのクリス・ノヴォセリックと現フー・ファイターズのギタリストでもあるパット・スメア)と一緒に、デイヴ・グロールが監督した2013年のドキュメンタリー映画『Sound City』で「Cut Me Some Slack」を共作している。さらにポール・マッカートニーは、デイヴ・グロール、クリス・ノヴォセリック、パット・スメアと共に、2012年にニューヨークで開催されたハリケーン・サンディの被害者救済ベネフィット・コンサートでも共演している。

フー・ファイターズの新作『Concrete And Gold』はロズウェル/RCAより9月15日にリリースされる。グレッグ・カースティンによりプロデュースされたこのアルバムには、先日デイヴ・グロールが監督を手がけた面白いと話題とビデオ「Run」も収録している。

フー・ファイターズは現在ツアー中で、2017年8月はアジア諸国を廻る。その後、UKに上陸すると9月19日にロンドンのO2アリーナでコンサートを行い、10月7日のカリフォルニア州サンバーナーディーノの公演を皮切りに、26本のUSツアーを敢行する。そのサンバーナーディーノ公演は、彼らの主催する新たなフェスティバル“Cal Jam ’17″で、クイーンズ・オブ・ザ・ストーンエイジやリアム・ギャラガー、ジャパンドロイズなども出演する。フー・ファイターズは2015年にEP『Saint Cacilia』をリリース。アルバムは2014年にリリースした『Sonic Highway』以来となる。

Written by Tim Peacock



 

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