『バットマン』新作映画で印象的に使用され、ニルヴァーナの「Something In The Way」が急上昇
ニルヴァーナの「Something In The Way」がバットマンの新作映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』に採用されたことで、ストリーミング再生回数が急増している。
この曲はマット・リーヴス監督によるこの最新映画の劇中で印象的に登場し、リミックスされたバージョンは1年前に発表された映画の予告編にも使用されていた。
<関連記事>
・ニルヴァーナのベスト・ソングス20曲
・グランジ・ミュージックの勃興の歴史とその影響
・27歳で亡くなってから27年、カート・コバーンが残したもの
米音楽売り上げを集計するMRCデータによる報告によると、この曲は、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』が北米で公開された3月4日からの4日間で、米国におけるオンデマンド公式ストリームで310万回を記録。この数字は、映画公開前の4日間と比較して372,000ストリームの増加で、734%もの増加。SpotifyではUSデイリーチャートで最高位2位を記録し、1200%UPという記録を達成している。
また、この曲とニルヴァーナのフロントマンであるカート・コバーンは、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』に大きな影響を与えている。監督のマット・リーヴスは以前、Empire誌でのインタビューで「この曲がロバート・パティンソン演じるブルース・ウェイン(バットマン)にインスピレーションを与え、彼を “大きな悲劇を経験し、世捨て人になった人物 “として見せることに決めた」と語っている。また、ロバート・パティンソンの演技をカート・コバーンと比較し、「ロックスターのように見えるが、世捨て人にもなり得るような気がする」とコメントしている。
一方、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』で敵役であるリドラーを演じているポール・ダノは、この曲が自身のキャラクターを演じる上でも影響を与えたとNMEに語っている。
「脚本でマットが実際にニルヴァーナの“Something In The Way”について触れていた。だから、あの曲、あの言葉、あのリフレインは僕にとってすごく重要なものになった。ニルヴァーナはキャラクターの一部となったんだ」
「Something In The Way」は、昨年30周年を迎えたニルヴァーナの代表的なアルバム『ネヴァーマインド』のエンディング曲である。
Written By Rhian Daly
2021年11月12日発売
(*国内盤Super Deluxeのみ12月1日発売)
国内盤:Super Deluxe Edition (5CD + Blu-Ray)
国内盤:2CD
輸入盤
- ニルヴァーナ アーティスト・ページ
- ニルヴァーナのベスト・ソングス20曲
- ニルヴァーナ「Smells Like Teen Spirit」のMVがYouTubeで10億回視聴を突破
- 全米ラジオチャートでニルヴァーナ史上最高位を記録した「About A Girl」
- ニルヴァーナの1993年シアトルでのライヴ作品『Live And Loud』が初公開
- ニルヴァーナの伝説的ライヴ, 噂を皮肉って登場した92年レディングフェス
- ニルヴァーナ、サウンドガーデンの曲をフィーチャーしたグランジ・ミュージカル
- パンクの勃興とピストルズ、そしてパンクから生まれたグランジ
- グランジ・ミュージックの勃興の歴史とその影響
- 史上最高のギター・ソロ100選