ボブ・マーリー『Rastaman Vibration』のジャケを手掛けたアーティストが制作秘話を明かす動画公開
ジャマイカ出身、ロサンゼルス在住のグラフィック・アーティスト兼フォトグラファーのネヴィル・
ユニバーサル ミュージック エンタープライズ(UMe)の「Behind The Cover」シリーズの最新エピソードでは、ネヴィル・
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ボブ・マーリーのキャリアにおいて重要な役割を担ったネヴィル・
その後、1980年にジンバブエで行われた歴史的独立記念式典でザ・
1976年4月30日にリリースされたアルバム『Rastaman Vibration』は、それまでカルト的ヒーローとしての地位を長年維持してきたボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズに、グループ初の、そして唯一の全米チャートTOP10入り(死後に発表されたコンピレーション『レジェンド』を除いては)、そして全英チャートでも15位というメジャー・チャートでの成功をもたらした。
パンク・シーンでも支持
『Rastaman Vibration』には 「Crazy Baldheads」や「Positive Vibration」、スティッフ・リトル・フィンガーズが彼らのデビュー・アルバム『Inflammable Material』の中でカヴァーしたことでパンク・シーンでも支持されていったエモーショナルな「Johnny Was」など、ボブ・マーリーの代表曲のいくつかが収録されている。
1975年の記念碑的ライヴ・アルバム『Live!』と1977年の『Exodus』の間に発表された今作は、ジャマイカのキングストンでレコーディングされ、ベーシストのアストン・バレットとアイランド・レコードの大御所プロデューサー、クリス・ブラックウェルによってフロリダ州マイアミでミックスされた。
今作のリリース後から、ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズは1976年4月23日のペンシルバニア公演を皮切りに全米ツアーに乗り出したことで、アルバムも堅調にチャートを上昇し、彼らはその後もヨーロッパやイギリスをツアーで巡り、ロンドンのハマースミス・オデオン(現在のハマースミス・アポロ)では4日間で6公演を行った。
彼らのアルバムとライヴの両レビューにおいて、ボブ・マーリーの豊かな才能とカリスマ性だけでなく、ザ・ウェイラーズの優れたパフォーマンス、特に、長年グループを支えたドラムのカールトン・バレットとベース兼共同プロデューサーのアストン・バレットというバレット兄弟によるリズム・セクションの重要な貢献についても一貫して言及されている。
Written By Tim Peacock
ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ『Greatest Hits In Japan』
2020年10月28日発売
CDはこちら
<収録曲>
1. ワン・ラヴ/ピープル・ゲット・レディ
2. ノー・ウーマン、ノー・クライ (ライヴ)
3. 3羽の小鳥
4. ノー・ウーマン、ノー・クライ
5. リデンプション・ソング
6. コンクリート・ジャングル
7. ゲット・アップ、スタンド・アップ
8. イズ・ジス・ラヴ
9. カヤ
10. ゲット・アップ、スタンド・アップ (ライヴ)
11. エクソダス
12. スター・イット・アップ
– ボーナス・トラック –
13. アイアン・ライオン・ザイオン – 7″ Mix
14. キープ・オン・ムーヴィング
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