ナンシー・シナトラが「My Buddy」を歌うエド・サリヴァン・ショーの映像が公開

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Nancy Sinatra in 1967. Photo: David Redfern/Redferns

エド・サリヴァン・ショー(The Ed Sullivan Show)の公式YouTubeチャンネルで、新たに1967年2月26日に放送されたナンシー・シナトラ(Nancy Sinatra)による「My Buddy」のパフォーマンス映像が公開された。同曲は、1966にリリースされた彼女のアルバム『Sugar』に収録されている。

エド・サリヴァンが冒頭で紹介しているように、当時のナンシー・シナトラは、ベトナム戦争の軍隊慰問ショーから帰国したばかりで、「My Buddy」は従軍兵たちから最もリクエストされた曲だったという。同放送回には、ザビア・クガートやヘニー・ヤングマンらもゲスト出演している。

この前年となる1966年にシングル「These Boots Are Made For Walkin’」で全米1位を獲得し、一躍大ブレイクした彼女は、このパフォーマンス以前も同番組に頻繁に登場しており、この収録から数ヶ月後にも彼女のレコーディング・パートナーだったリー・ヘイズルウッドと共に再び出演を果たしている。

この年、彼女は「How Does That Grab You, Darlin’?」と「Sugar Town」で全米TOP10入りしている他、エド・サリヴァン・ショーの出演から3週間も経たないうちに、父フランク・シナトラとのデュエット曲「Somethin’ Stupid」を発表し、再び全米1位に輝いた。

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歌い継がれる名曲

ウォルター・ドナルドソンが作曲を、ガス・カーンが作詞を手掛けた「My Buddy」は、1922年に出版され、カナダのテノール歌手、ヘンリー・バーによって初めて録音。その後も、ビリー・バートンやアーサー・フィールズ、1923年にはアンブローズ・アンド・ヒズ・エンバシー・クラブ・オーケストラやウォルター・スキャンランらが歌い継いでいる。

第二次世界大戦中も、1939年のハリー・ジェームス、1941年のビング・クロスビー、1942年のアルヴィノ・レイと彼のオーケストラ、さらにトミー・ライアンをフィーチャーしたサミー・ケイのビッグバンド“スウィング・アンド・スウェイ・ウィズ・サミー・ケイ”らによるヴァージョンで大きな人気を博していった。

1950年代に入ってからも、ドリス・デイ、エディ・フィッシャー、テレサ・ブリュワー、チェット・ベイカー、ミルス・ブラザーズらが次々とカバーし、1959年のレイ・チャールズ・シンガーズによる演奏は、アルバム『In The Evening By The Moonlight』に収録。さらに、1960年代にもボビー・ダーリンやルー・ロウルズが「My Buddy」を歌い、ドクター・ジョン、レナ・ホーン、エイミー・グラントなど多くのアーティストがこの曲に注目するようになった。

Written By Paul Sexton



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