モトリー・クルーの伝記映画『ザ・ダート: モトリー・クルー自伝』が2019年3月22日に公開決定。予告編も公開
待望のモトリー・クルーの伝記映画『ザ・ダート: モトリー・クルー自伝(原題:The Dirt)』の公開が2019年3月22日にNetflixで公開されることが決定した。Netflix Japanの視聴ページはこちら。
伝説のバンドのフロントマン、ヴィンス・ニールは自身のTwitterで『The Dirt』の公開を待ち望んでいるファンにこのニュースを告げた。「ワオ!たった今Netflixのオフィスを出たところだ!俺たちの映画“The Dirt”を観たんだが、マジ最高だった!みんなにも早く観てもらいたいよ。3月22日公開だ!イエー!」Netflixの代理人もこの公開日を正式なものとしている。
この映画は、2001年に出版されたなんでもありの同名の自伝本『the dirt モトリークルー自伝』に基づく内容で、2006年頃から映画の制作が計画されていた。撮影自体は、バンドがプロデューサーを務めるかたちで、今年の初めにようやくスタートした。
今作では、ヴィンス・ニールをダニエル・ウェッバー、トミー・リーをマシン・ガン・ケリーが、ニッキー・シックスをダグラス・ブースが、そしてミック・マーズを「ゲーム・オブ・スローンズ」で有名となったイワン・リオンがそれぞれ演じる。
今年初めには、トミー・リーとニッキー・シックスのスタジオでのツーショット写真と共に、バンドがこの映画のサウンドトラックのために4曲の新曲をレコーディングしたことが明かされていた。
ニッキー・シックスは自身のツイッターにこう記していた。「言ってもいいよな?今モトリー・クルーの新曲のラフ・ミックスを聴いているんだが、すごく生々しくてリアルなんだ。メンバー全員が狂ったように演奏していて、壊滅的だぜ。ボブ・ロックがサウンドをやってくれてる。それから、俺たちがまともじゃないことを証明するようなサプライズもあるぜ」。
その後、新曲がバンドの過去を描いた映画に相応しいものに仕上がっているか? というファンからの問いかけに対して、「新曲はとんでもないぜ。とにかく俺たちを信用して、落ち着いてくれ。もうじき最高の新曲でみんなの度肝を抜いてやるから!ボブ・ロックがプロデュースしてる、俺たちの映画の曲なんだ。間違いないさ」と答えている。
モトリー・クルーは2015年のツアーを最後に、二度とツアーをやらないという契約を交わしていた。2008年にアルバム『Saints Of Los Angeles』をリリースして以降、新作をリリースしないとは公言していなかったものの、活動は休止していた。
(2月20日追記)
2月19日に、映画『The Dirt』の予告編が初公開となった。予告の中では4人が出会う場面と成功、そしてヴィンスと同乗していたハノイ・ロックスのラズルの事故死、ニッキーのドラッグのオーバードーズによる瀕死事故、トミーの破局、ミックの血清反応陰性関節炎などバンドの暗い部分も描かれながら彼らの半生が描かれている。あわせて日本語字幕つき予告編も公開となった。
Written by Tim Peacock
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