モリッシーの伝記映画『England Is Mine』がエジンバラ国際映画祭のクロージング作品として公開

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『England Is Mine』と名付けられた、ザ・スミスのフロントマンからソロ・スターとなったモリッシーについての新しい映画が、2017年7月2日に第71回エジンバラ国際映画祭のクロージング作品として上映されることになった。

『England Is Mine』はイギリス人監督マーク・ギルの長編映画デビュー作となる。この映画は内向的なマンチェスターの若者であったモリッシーの初期の時代をテーマとしており、ジャック・ロウデンが演じるモリッシーがギタリストのジョニー・マーと初めて出会うところまでを描く。この二人はすぐに創造的に刺激しあい、ザ・スミスがスターの座へ上り詰める。しかし、台本の大部分は、モリッシーの1970年代のマンチェスターでの生活、街の音楽シーンの片隅に存在したモリッシーとアーティスト、リンダ・スターリングとの友人関係や、その一方で、モリッシーが地元の税務署で働いたり、失業したり、その時々の日雇いの仕事に従事したりする模様などが主題となっている。

「モリッシーは、イギリスにおける最もアイコニックなアーティストのひとりです。そして、今作は彼の機知に富み、興味を惹きつけて離さない素晴らしい音楽の才能を形作った年月を掘り下げて描いているものです」とエディンバラ国際映画祭のアーティスティック・ディレクターのマーク・アダムスは語る。 「‘England Is Mine’のワールド・プレミアは今年の本映画祭のクロージングとして完璧なものとなるでしょう」。

この映画のタイトルは1984年のザ・スミスのデビューアルバムに収録されている「Still Ill」から名付けられた。そこでモリッシーは「England is mine, it owes me a living」と歌っている。

『England Is Mine』はイギリス人のマーク・ギル監督の長編映画デビュー作であり、彼は2013年の短編映画『ミスター・ヴォーマン(原題:The Voorman Problem)』でアカデミー賞や英国映画テレビ芸術アカデミーにノミネートされている。この短編映画はBBC制作のドラマ『SHERLOCK』のスターであるマーティン・フリーマン、そしてトム・ホランダーが出演しており、ボールドウィン・リーとオライアン・ウィリアムズがプロデュースした作品。オライアン・ウィリアムズは、過去にアントン・コービンが監督したジョイ・ディヴィジョンのフロントマン、イアン・カーティスについての伝記映画『コントロール』をプロデュースしている。

2017年のエジンバラ国際映画祭は6月21日から、7月2日まで行われフランシス・リー監督『God’s Own Country』のUKプレミアが実施されることが今週前半に発表された。今年のすべてのプログラムは5月31日に発表される。

Written by Tim Peacock


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