マイルス・デイヴィスを描いたドキュメンタリー映画『マイルス・デイヴィス クールの誕生』の日本劇場公開が決定

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幾度となくジャズの歴史に革命をもたらし、ロックやヒップホップにも影響を及ぼしたトランペット奏者、マイルス・デイヴィス(Miles Davis)の素顔に迫るドキュメンタリー映画『マイルス・デイヴィス クールの誕生』 (原題:MILES DAVIS: BIRTH OF THE COOL / 監督:スタンリー・ネルソン)の日本劇場公開がマイルスの94回目の誕生日である5月26日に発表された。2020年9月4日から、角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMA他、全国順次ロードショーされる。

今回のドキュメンタリーは、レアなアーカイヴ映像・音源・写真に加え、アーティストや家族・友人など、マイルスと密接に関わった人々との対話を通じて、トランペットの影に隠された唯一無二の奇才の素顔に迫った作品。ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーター、ロン・カーターといった、かつてマイルスのバンドに在籍していたジャズ界の重鎮から、クインシー・ジョーンズ、カルロス・サンタナ、ジュリエット・グレコなど、さまざまなジャンルの大御所が、マイルスの魅力や隠されたエピソードを語っている。

第37回(2019年)サンダンス映画祭をはじめ、世界各国の映画祭にて正式出品され絶賛を集めたほか、第62回(2019年度)グラミー賞では【最優秀音楽映画部門】にノミネートされた本作品。9月4日の公開に先駆けて、映画のメイン・ヴィジュアルやロゴをあしらったトートバックやマグカップ等のオリジナル・グッズの発売も決定した。このほか、最新情報は映画の日本公式サイトにて順次発表される。

『Birth of the Cool(クールの誕生)』(1949-50年)、『Kind of Blue』(1959年)、『Bitches Brew』(1969年)と、10年おきにジャズのサウンドを更新する決定的名盤を生み出したマイルス・デイヴィス。常に垣根を取り払い、意のままに生きることを信条としたマイルスは、その65年の生涯の中で、音楽おいても、私生活においても、何度も固定観念を破った。そうやって生まれた作品が、世の中で新たなスタンダードになった瞬間、またそれを覆した。過去を振り返ることなく、明確なヴィジョンとたゆまぬ向上心、そして新しい挑戦へのハングリー精神を持ち続けたことによって、ビバップからクール・ジャズ、ハード・バップ、モード・ジャズ、フュージョン、ロック、ヒップホップに至るまで、あらゆる音楽の革新者となりえたのだと言える。


ドキュメンタリー映画
『マイルス・デイヴィス クールの誕生』
2020年9月4日(金)、角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMA他、全国順次ロードショー
監督:スタンリー・ネルソン
出演:マイルス・デイヴィス、クインシー・ジョーンズ、ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーター、ロン・カーター、ジミー・コブ、マーカス・ミラー、マイク・スターン、カルロス・サンタナ、ジョシュア・レッドマン、ジュリエット・グレコ etc.
配給:EASTWORLD ENTERTAINMENT
協力:トリプルアップ
日本語字幕:落合寿和 2019年/米/115分
映画日本公式サイト

 

俺は音楽に呪われてきた
寝ても覚めても頭には音楽があった
人生は冒険であり挑戦だ。安定を求めるものじゃない
創造を続けるには変わる事だ
(マイルス・デイヴィス)

マイルス・デイヴィスのサウンド
スター性、カリスマ的崇拝の神秘に迫る
秀逸長編ドキュメンタリー作品
(ヴァラエティ誌)

ジャズ界のレジェンドの波乱万丈な個人史と
形勢を一変させた彼の音楽の革新性が
2時間に見事にまとめあげられている
(ローリング・ストーン誌)



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