ミーゴスのクエイヴォが、昨年亡くなったテイクオフへのトリビュート・ソング「Without You」を公開

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1月 6, 2023

ItoMasaki

Quavo - Photo: Aaron J. Thornton/WireImage

ミーゴス（Migos）のクエイヴォ（Quavo）が、昨年11月に28歳の若さで悲劇的な死を遂げた亡き甥でありレコーディング・パートナーだったテイクオフ（Takeoff）へのトリビュート・ソング「Without You」を公開した。ミュージック・ビデオは以下よりご覧いただける。

1994年にジョージア州アトランタでキルシニク・カリ・ボール（Kirshnik Khari Ball）として生まれたテイクオフは、ミーゴスのメンバーとしてアトランタだけでなく全米のラップ・シーンの流れを変えた。彼は、現地時間2022年11月1日午前2時半にテキサス州ヒューストンのボーリング場で銃撃され亡くなっている。クエイヴォもその場にいたが、彼は無傷だった。

亡くなった当時、ボクサーのクリス・ユーバンク・ジュニアは、この訃報を受けて、自身のツイッターで次のように追悼を捧げている。

「俺は、テイクオフ（@1YoungTakeoff）がとても地に足の着いた、カッコイイ奴だったことを覚えている。また若き黒人スターが理由もなく殺されたことについて言及しなければならないなんて、この業界は本当に変わらなければならない。こんなにも簡単に、そして頻繁に人が死んでいくなんて、どうかしているよ。テイクオフ、安らかに眠れ」

テイクオフは亡くなった時、クエイヴォとのコラボ・アルバムをリリースしたばかりで、祝賀モードに沸き立つ最中だった。10月7日に発売された『Only Built For Infinity Links』は、「Nothing Changed」「Big Stunna」などのシングルに牽引され、批評家からも商業的にも高い評価を得ている。

2008年にアトランタで結成されたミーゴスは、T.I.、ジージー、グッチ・メインなどのラッパーで主流となったトラップ・ミュージックをベースにした新しいスタイルとサウンドを代表するグループとして頭角を現した。そのトリプレット・フロウで瞬く間に彼らが有名になると、彼らのスタイルはヒップホップ界で最も人気のあるヴォーカル・パターンの一つとなった。

ミーゴスにとって最初のヒット曲は、2013年にリリースされた3作目のミックステープ『Y.R.N. (Young Rich Ni***s)』に収録の「Versace」だった。ゼイトーヴェンがプロデュースを手掛けたこのトラックは、曲を聴いてすぐに気に入ったというドレイクがリミックスを発表したこともあり、全米シングル・チャートで99位を記録している。