ミック・ジャガーが自主隔離の過ごし方を伝授し、「セーブ・ザ・チルドレン」への寄付を呼びかけ
ザ・ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)のミック・ジャガー(Mick Jagger)が、米テレビ番組「The Tonight Show Starring Jimmy Fallon」に一風変わった形で出演し、新型コロナウイルスが蔓延し自主隔離を強いられる中で生産的になる方法を紹介している。現地時間昨日の深夜に放送されたこの映像は、子ども支援専門の国際NGO団体「セーブ・ザ・チルドレン」のために作られたもので、ミックはこのビデオを自身のTwitterアカウントでも紹介して、寄付を募っている。
<関連記事>
・ストーンズが新曲「Living In A Ghost Town」で7つの年代で全米チャート入りを達成
・ローリング・ストーンズに影響を与えた楽曲 ~ ブルースの名曲16選
この動画は、”Global News”という20世紀半ばの架空番組でのニュース・クリップ型式。映像は「国際的な危機の時には、すべての男性、女性、子供が自分の力を発揮しなければならない」とナレーターが紹介するところから始まり、自主隔離の間に、ロック・アイコンであるミックに対して、ガーデニング、運動、動物の世話、料理などをすることを奨励している。
映像の最後では、世界的な慈善団体「セーブ・ザ・チルドレン」への寄付を募っている。この団体への寄付は新型コロナウイルス蔓延の中で、子供たちの遠隔学習のサポート、家庭で安全が脅かされている子供たちの支援、難民キャンプで活動する医師や診療所の設立への資金として使用される。
ミック・ジャガーとザ・ローリング・ストーンズはこのパンデミックの間、様々なプロジェクトに参加して活動してきた。先月、彼らは8時間に及ぶチャリティ番組「One World: Together At Home」に出演。ライブストリームでも生配信されたこの番組は、新型コロナウイルスの救命活動への寄付金として1億2800万ドル(約130億円)近くを集めた。番組ではザ・ローリング・ストーンズは、ポール・マッカートニー、テイラー・スウィフト、ビリー・アイリッシュ、コモン、ジェシー・レイエズ、エルトン・ジョン、そしてキュレーターを務めたレディー・ガガなど、複数の世代やジャンルにまたがるラインナップに加わり、「You Can’t Always Get What You Want」を披露した。
また、ザ・ローリング・ストーンズはYouTubeチャンネルで毎週過去のライブショウを生配信する新シリーズ「Extra Licks」を日本時間月曜日の早朝に初公開した。このシリーズでは、レアなパフォーマンス・クリップなどが配信されているが、デジタルでの配信は今回が初となる(詳細はこちら)。
さらに、この疲れ知らずのグループは、メンバー全員がリモートで録音した新曲「Living In A Ghost Town」を4月24日に緊急配信。この新曲のミュージック・ビデオのYouTubeでの再生回数は、540万回以上を記録し、バンド史上の初のiTunesで1位も獲得している。