マイケル・スタイプ、パティ・スミスらが環境問題を訴える団体主催の公演に参加
気候変動の問題を訴える団体Pathway To Parisが主催し、2017年11月5日にニューヨークの伝説的な会場カーネギー・ホールで予定されているするコンサートに、元R.E.M.のフロント・マン、マイケル・スタイプ、パティ・スミス、キャット・パワー、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーなどの大御所アーティストが多数参加することが発表となった。
このイベント「Pathway to Paris: Concert to Fight Climate Change(気候変動と戦うためのコンサート)」は、ドイツのボンで開催される国連の気候変動会議COP23の前夜に行われる。大いに期待されるこのイベントでは、マイケル・スタイプとパティ・スミス以外にも、Pathway to Paris創設者のレベッカ・フーンとジェシー・パリス・スミス、環境保護専門家のビル・マッキベン、環境活動家のヴァンダナ・シヴァなどのスピーカーの登壇も予定されている。
「時間がなくなりつつある中で、今こそ再生可能な力強い未来に向かって前進していく時なのです」とレベッカ・フーンはプレスに向けた声明で発表した。「力を合わせることで、化石燃料に頼らない回復力のある街を作り、自分たちが生活をしたい世界を作っていけるのです」と。
2015年にパリで開催された第21回気候変動枠組条約締約国会議(*ここでパリ協定が採択)の前年、2014年に創設されたPathway To Parisは、気候変動の問題に対して革新的な解決策を探し求めている。2015年12月5日にフランスの首都で行われた記念すべき初のPathway To Parisのコンサートでは、パティ・スミス、トム・ヨーク、フリー、その他多数のアーティストが参加、そして2016年9月19日に第2回がニューヨークのシティ・ワイナリーで開催され、そこではマーサ・ウェインライト、ニコール・アトキンス、そしてマーキュリー・レヴとニュー・ヨーク・ドールズのヴォーカリスト、デヴィッド・ヨハンセンとの共演もあった。
Pathway to Parisの2017年のコンサートは、国連開発計画と地球温暖化問題に取り組む国際環境NGOの350.orgと協力して行われる。Pathway to Paris: Concert to Fight Climate Changeのチケットはカーネギー・ホールのウェブサイトより購入可能。
さらに、イベントでは Pathway to Parisの最新のプロジェクト1000 Citiesも発表予定。このプロジェクトは、世界のリーダーにパリ協定の目標を上回ることを求め、2040年には世界が100%再生可能な燃料に移行することを目指すものである。
Written by Tim Peacock