スコセッシが監督、ニューヨーク・ドールズのデヴィッド・ヨハンセンのドキュメンタリーが初上映

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David Johansen - Photo: Bobby Bank/Getty Images

2022年9月30日から開催されるニューヨーク映画祭がラインナップを発表し、マーティン・スコセッシ監督による作品『Personality Crisis: One Night Only』がヘッドライナーの一つとして初上映されることが決定した。この作品は、ニューヨーク・ドールズのフロントマン、デヴィッド・ヨハンセンが2020年に行った一夜限りのパフォーマンスに焦点を当てたドキュメンタリーだ。

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スコセッシは、彼の良きパートナーである映画プロデューサーのデイビット・テデスキと共同でこの作品を監督した。二人は『アメリカン・ユートピア』の撮影監督のエレン・キュラスと共に、ニューヨークのカフェ・カーライルでのヨハンセンの2020年1月の公演を撮影した。コンサートの他に、このドキュメンタリーでは新旧のインタビューも収録されている。

スコセッシは以前の声明でこの映画について次のように述べている。

「私は何十年も前からデヴィッド・ヨハンセンを知っていて、映画“ミーン・ストリート”を製作していた頃、ニューヨーク・ドールズを聴いて以来、彼の音楽はずっと私の試金石となっています 。当時も今も、デヴィッドの音楽はニューヨークのエネルギーと興奮を捉えている。私は彼のパフォーマンスをこれまでに何度も観てきましたが、長年かけて彼の音楽的インスピレーションの深さを思い知らされました。昨年、カフェ・カーライルでの彼のライヴで、彼の人生と音楽的才能の驚くべき進化を間近で目にした後に、この映画を撮らなければならないと感じました。私にとってあのショウは、ライヴ音楽体験における真の意味でのエモーショナルな可能性を捉えたものでした」

ニューヨーク・ドールズの結成メンバーとして、ヨハンセンと彼のバンドメンバーは、ローリング・ストーンズのダーティなロックンロール、ガール・グループのポップさ、ストゥージズのアナーキーなノイズ、デヴィッド・ボウイやT・レックスのグラムロックをベースに、まったく独自のサウンドを作り上げたパンクロックの名付け親のひとりであった。

彼らの破天荒なパフォーマンスは、ニューヨークやロンドンのミュージシャンたちに影響を与え、聴いたキッズたちは皆、パンクバンドを結成するようになった。彼らの活動期間は短かったが、最初の2枚のアルバムは、ロック史上最も人気のあるカルト・レコードの1つであり続けている。

Written By Sam Armstrong



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