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マーシャ・グリフィス、ボブ・マーリーの“アイ・スリーズ”加入当時の裏話を語る

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Photo: Michael Putland/Getty Images

伝説的なジャマイカ人シンガー、マーシャ・グリフィス(Marcia Griffiths)は、ラインダンス“エレクトリック・スライド(Electric Slide)”のベースになった楽曲「Electric Boogie」で最もよく知られている。

そんな彼女が、オンライン動画シリーズ『Bob Marley & I』の最新エピソードで、ボブ・マーリーのバック・ヴォーカリストを務めた“アイ・スリーズ”加入当時の貴重な裏話を披露している。

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Marcia Griffiths – Electric Boogie (The Electric Slide) (Official Video)

この動画の中で、マーシャ・グリフィスはジュディー・モワット、そしてボブ・マーリーの妻リタと共に、ボブ・マーリーのバックコーラス・グループ“アイ・スリーズ”のメンバーとして活動するに至った経験について語っている。

彼女は、ジャマイカのモータウンとも称されるスタジオ・ワンを訪れた際に、リー・“スクラッチ”・ペリーが、ボブ・マーリー、ピーター・トッシュ、バニー・ウェイラーの3人を指差し、「あの3人によるテストに合格しなければならない」と彼女に伝え、結果として、彼女はそのテストに見事合格したことを明かしている。

『Bob Marley & I』の前エピソードには、映画監督でありDJでもあるドン・レッツが登場した。彼はかつてザ・クラッシュのビデオグラファーを担当し、ミック・ジョーンズと共に結成したビッグ・オーディオ・ダイナマイトのメンバーとしても知られている。

そのエピソードの中で、ドン・レッツは、1975年にロンドンのライセウム劇場で行われたボブ・マーリーのライヴ後、ツアーバスを追って彼のホテルまで行った当時を回想し、「気がつけば、ボブのリビングルームに座って、彼がイギリスのラスタ長老たちと語り合うのを見ていたんだ」と語っている。

高品質のマリファナを持っていたことでボブ・マーリーと親しくなったドンは、2年後の再会で、彼にパンクロックの良さを伝え、それがボブの後の楽曲「Punky Reggae Party」の誕生に影響を与えたという。

動画シリーズ『Bob Marley & I』は、2025年、ボブ・マーリーの生誕80周年を記念して、一年を通して開催される祝賀イベントの一環として展開されている。ボブ・マーリーの80回目の誕生日当日には、ジャマイカのキングストンにマーリー・ファミリーが所有するタフ・ゴング・スタジオでトリビュート・コンサート「UPRISING」が開催され、その模様は全世界へ生配信された。

Bob Marley's 80th Birthday Celebration – UPRISING

その他の関連イベントとして、児童合唱団“Young Voices”とボブ&リタ・マーリー財団は、現地時間2月6日に英マンチェスターのコープライブ・アリーナから、“ワールドワイド・シングアロング”を共同開催し、参加者は、ボブ・マーリーの名曲「One Love」「Jamming」「Three Little Birds」などを特別アレンジした「Marley Magic」メドレーを披露した。ボブ・マーリーの娘であるセデラ・マーリーはこのイベントについて次のように語っている。

「父が書いた自由、愛、団結の言葉が50年以上経った今も、世界中の多くの美しい若者たちによって歌われていることを父が知ったら、きっと満面の笑みを浮かべ、とても誇らしく思うことでしょう。父の歌がこれまで以上に強く、新しい世代に響いているのは、父の音楽の持つ力の大きな証です。父の歌は普遍的な真理を語っているからこそ、子どもたちの口から発せられても、父自身がレコーディングし演奏したときと同じように心に響くのだと思います」

Young Voices Bob Marley Worldwide Singalong

Written By Sam Armstrong



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