リンジー・ローハンが12年ぶりの新曲「Back To Me」を公開。「過去を手放すことについて歌った曲」
リンジー・ローハンがエレクトロポップを取り入れたアップビートな新曲「Back To Me」を2020年4月3日に公開した。カサブランカレコード/リパブリックレコードから共同リリースされたこの曲は、女優で歌手のリンジー・ローハンにとって実に12年振りのソロ・シングルとなる。
歓喜に満ちた新曲「Back To Me」で彼女は、自らの過去を手放し、人生を取り戻すのだと歌う。
私の人生は破られたページでいっぱい/私はずっと弱くて、流されやすかった
でも、人生を取り戻す、本来の自分を取り戻す/でも全てが変わるってわかる
彼女は自身のツイッターで「これは、自分自身を再発見して受け入れること、ノイズをシャットアウトして前に進むこと、過去を手放すことについて歌った曲です」とコメントしている。
新曲「Back To Me」は、フィンランド出身のシンガーソングライター、アルマ(チャーリーXCXやトーヴ・ローとのコラボレーションで知られる)、オーストラリア出身のシンガーソングライター、キアラ・ハンター、そしてプロデューサーも務めるイギリス出身のソングライター、マーク・ラルフ(ジェス・グリン、クレイグ・デイヴィッド、フレンドリー・ファイアーズ)の共作によって生まれた。
この曲はリンジー・ローハンが10年以上振りに公式リリースした新曲となるが、彼女は昨年も自身のインスタグラム上でアルマをフィーチャーした新曲「Xanax」を限定公開(現在は削除されている)するなど、ここ数年いつくかの新曲らしき音源をファンに向けて公開していた。また、彼女はデュラン・デュランの2015年のアルバム『Paper Gods』に収録されている「Danceophobia」にヴォーカルで参加している。
『ファミリー・ゲーム/双子の天使』『フォーチュン・クッキー』、そして後に広く絶賛された『ミーン・ガールズ』などに出演し、一躍子役として名声を得たリンジー・ローハンは、他の子役スターたちの足跡をたどるようにして2004年に歌手としてのキャリアをスタートさせた。彼女のデビュー作『Speak』は、カーラ・ディオガルディ(クリスティーナ・アギレラ、ブリトニー・スピアーズ、ケリー・クラークソン)とジョン・シャンクス(ボン・ジョヴィ、アシュリー・シンプソン、ミシェル・ブランチ)が共作者兼プロデューサーとして参加するなど、才能溢れる制作チームとのコラボレーションによって生まれた。
「Rumors」や「Over」といったシングル・ヒットを生み、全米アルバム・チャートで最高4位を記録した『Speak』はプラチナディスクに認定され、続く2005年には2作目のアルバム『A Little More Personal (Raw)』を発表した。そのタイトルからも分かるように、自身の私生活について打ち明ける今作では、父親との波乱に満ちた関係性などを掘り下げている。今作は全米アルバム・チャートで初登場20位を記録し、RIAAによってゴールドディスクに認定された他、シングル「Confessions of a Broken Heart (Daughter to Father)」で自身初の全米シングル・チャート入りを果たした。
将来を見据えて、昨年は映画『Among The Shadows』で女優復帰を果たしたリンジー・ローハンは、3作目のアルバムのリリースについても示唆しているが、現段階ではまだ詳細は明かされていない。
リンジー・ローハン『Back To Me』
2020年4月3日配信
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