クラプトン主催のクロスロード・ギター・フェスティヴァルが豪華限定本になって発売
およそ15年におよぶエリック・クラプトンのクロスロード・ギター・フェスティ
36,000ワード、200ページ以上ある本作には、350枚以上もの写真が含まれており、さらにエリック・クラプトンと、ともに貢献した仲間たちのインタヴューや思い出を見ることができる。その仲間には、ゲイリー・クラーク・ジュニア、シェリル・クロウ、アンディ・フェアウェザー・ロウ、サニー・ランドレス、タジ・マハール、ジョン・マクラフリン、ロビー・ロバートソン、デヴィッド・サンボーン、カルロス・サンタナとジョー・ウォルシュが名を連ねる。
クロスロード・ギター・フェスティヴァルは、エリック・クラプトンがシェリル・クロウ、ボブ・ディラン、メアリー・J.ブライジとサクソフォニストのデヴィッド・サンボーンを集め、彼が運営するリハビリテーション施設で、アンティグアにあるクロスロード・センターの基金を集めることを目的とし、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでイベントを行ったことに端を発した。続けて2004年にダラス、2007年と2010年にシカゴ近郊、2013年に再びマディソン・スクエア・ガーデンで開催している。
「一人ずつ、自分のヒーローが同じ部屋に入ってきたんだ」とエリック・クラプトンは本の中で述べている。「何をするって?ただ演奏するだけだよ、心をさらけ出して」。さらに「3人か4人の他のミュージシャンと対等の土俵で、ただみんなと一緒に座っていることほど最高なことはないよ。その場にボスは存在しないんだ」。
この本『Sunshine Of Your Love』は世界中で2,000部の限定発売で、それぞれに少なくとも2人のフェスティヴァルのパフォーマーのサインが入れられている。より需要の高い350部のみ発行された“コレクター・コピー”はすでに完売しており、これには7インチのピクチャー・レコード盤にエリック・クラプトンの1999年のクロスロードでの「Wonderful Tonight」と2013年の「Got To Get Better In A Little While」の演奏が収録。さらに特別にデザインされたクロスロードの布製ギター・ストラップが含まれている。
「私はワールド・ミュージックと呼んでいるけど、それはブラザーフッド(兄弟の絆)なんだ。ギター・プレイヤーはお互いに競い合わない。スポーツは競争だけど。音楽は共存なんだ」とカルロス・サンタナが本の中で述べている。バディ・ガイは「エリックは、ギター・プレイヤーにとって本当に素晴らしいことをしてくれている。ここに参加できるなんて、誰だって喜ぶよ」。さらにジミー・ヴォーンは「エリック・クラプトンとB.B.キングとこれだけの人たちと一緒に演奏できるってなったら、もう考えちゃダメだよ、とにかく楽しまなきゃ」。
2013年に行われたニューヨークでのライヴについて、ゲイリー・クラーク・ジュニアは「マディソン・スクエア・ガーデンで演奏できるのは本当に特別だったよ。ニューヨークであれだけの人たちとあれだけの音楽に囲まれて、本当に素晴らしかった」と話した。ジョン・メイヤーは「クロスロードに来ると、同じ言語を話す人たちと自由に会話できるのと同じなんだ」と語っている。
Written by Paul Sexton