カナダの新鋭シンガーソングライター、リース・ロスが5月にデビューアルバム『To Learn』発売
BBC Radio 1のFuture Artistsや、躍進を期待する次世代アーティストを紹介するSpotify Canadaの「RADAR:Early Noise 2023」に選ばれるなど、新鋭のシンガーソングライターとして注目を集めるカナダ、トロント出身のリース・ロス(Leith Ross)が、2023年5月19日にリリースするデビュー・アルバム『To Learn』から新曲「I Don’t Live Here Anymore」先行公開した。
LAで書かれたというこのインディー・ポップ・ソングの中で、彼女は日記のように率直な語り口で、故郷トロントで幼少期を共に過ごした親友たちにオマージュを捧げている。当時と現在のホーム・ビデオの映像から制作された同曲のミュージック・ビデオは以下よりご覧いただける。
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本人のコメントと経歴
リース・ロスはこの新曲について次のように語っている。
「“I Don’t Live Here Anymore”を書いたのは、幼なじみだった親友の両親が家を売りに出した週だったんですが、その時の自分自身の感情に驚いたんだと思います。もう何年も実家には暮らしていないんですが、本当にどれだけ長い時が過ぎ、どれだけ自分がカナダの友人たちや家族を恋しく思ってるのかに気づいたんです。私にとってこの曲は、大人になるということ、自分という人間を作ってくれた人たちをあらためて認識し、愛すること、そして人生のどのステージにおいても、最も大切な人たちは常にそこにいてくれるんだということを歌った曲です」
リース・ロスは昨年7月にデビューEP「Birthdays」でシーンに躍り出た。同EPからの「Love Vibes」は、クリスタルのように煌めくシンセサイザーと波打つギターが織り成す音のコラージュが、始まったばかりの恋の静けさと、新しい何かが始まる時に訪れる、ドキドキするようなもどかしさ表現している。
10代後半でカナダを離れ、バークリー音楽院で音楽を学び、2020年初頭にはロンドンに移り、新進気鋭のプロデューサーとしと知られるJonah SummerfieldやDylan Fraser, Matilda Mann, Tommy Lefroyといったミュージシャン仲間たちと新しいクリエイティブ・コミュニティで活動するリースは、その感覚を熟知しているだ。
新曲「I Don’t Live Here Anymore」に先立って、シングル「(You) On My Arm」をリリースしていたリース・ロスは、4月11日に英ブリストルのThe Exchangeでの公演を皮切りに、イギリス各地とオランダを巡る単独ツアーをスタートさせている。
リース・ロス最新ツアーの日程は以下の通り:
4月11日 ブリストル、 The Exchange
4月13日 リーズ 、Hyde Park Book Club
4月14日 グラスゴー 、King Tuts
4月16日 マンチェスター 、Deaf Institute
4月17日 ロンドン、Lafayette
4月18日 ブライトン、Komedia
4月21日 オランダ・ユトレヒト、EKKO
4月25日 ダブリン、Grand Social
Written By Tim Peacock
リース・ロス『To Learn』
2023年5月19日
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