ラナ・デル・レイが自身初の詩集『Violet Bent Backwards Over The Grass』をリリース
ラナ・デル・レイ(Lana Del Rey)が、以前から発売が噂されていた自身初の詩集『Violet Bent Backwards Over The Grass』をリリースすることを発表した。同コレクションは、出版社サイモン&シュスター(Simon & Schuster)からオーディオブックとハードカバーの2形態、またインタースコープ/ポリドールからはフィジカル・アルバムとしてリリースされる予定だ。
FADER誌が報じている通り、アマゾンに掲載されている商品情報によると、7月28日に発売予定の全14トラックを収録した33分のオーディオブックが先行発売され、ジャック・アントノフによる音楽に合わせた、ラナ・デル・レイの詩が収録されているとある。また彼女は、自身のインスタグラムで、近日リリース予定の作品に関する詳細を明かしている。
ジャック・アントノフとラナ・デル・レイは2019年にも、彼女の6作目のスタジオ・アルバム『Norman F_king Rockwell!』でタッグを組んでおり、同アルバムの収録曲の大半を共作していた。
また、英書店のウォーターストーンズの商品情報によると、先行して発売されたオーディオブックに続き112ページのハードカバー版『Violet Bent Backwards Over The Grass』が、9月29日に発売予定となっている。
今回の詩集に関して、ラナ・デル・レイは次のように述べている。
「いくつかの“詩”は、完全な状態で私のもとに降りてきたので、私がそれを書き取って、文字起こししたもの。でも、そうではなく、一つ一つの言葉を苦労してつなぎ合わせて、完璧な詩として完成させた作品もあります。それらはどれも選び抜かれた率直な言葉であり、真実以外の何者でもなく、だからこそ私はこの詩集を誇りに思っています。とりわけ、それらの言葉を生んだ精神はどこまでも偽りのないものですから」
同詩集のフィジカル・アルバムには「LA Who Am I to Love You?」「The Land of 1,000 Fires」「Past the Bushes Cypress Thriving」「Never to Heaven」「Tessa DiPietro」「Happy」に加え、タイトル・トラックが収録される。
今回の詩集のフィジカル・アルバムと本に加え、ラナ・デル・レイは、2020年9月5日に、7作目のスタジオ・アルバム『Chemtrails Over The Country Club』をリリースする予定だ。
彼女は、インスタグラム投稿の中で、自らの作品のプロモーションだけでなく、アメリカの先住民族のコミュニティに、上・下水道へのアクセスなしに、水とお湯の流水を届けるための公共事業“ナバホ・ウォーター・プロジェクト”や、ナバホ・ネイション内で高まってる新型コロナ・ウイルスの感染率の実態についてもファンに知らせていた。
Written By Tim Peacock
ラナ・デル・レイ『Violet Bent Backwards Over The Grass』
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