レディー・ガガ、映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』のインスパイア・アルバムを発売
レディー・ガガが、”ハーレイ・クイン”、別名“リー”として出演する映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』のインスパイア作品として、ニュー・アルバム『Harlequin』(読み:ハーレクイン)を2024年9月27日にサプライズ・リリースした。
本作は、10月4日に公開される映画やサウンドトラックに先駆けて発表するフルアルバムとなる(映画の日本公開は10月11日)。
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アルバムの内容
アルバムのアートワークには、ガガが劇中で演じたハーレイ・クインを彷彿とさせるピエロメイクを施した姿で、シャワールームで救命胴衣を身に着けている写真が使用。本作は全体を通して、ジャズやサーフ・パンク、ブルース、クラシックといった楽曲のカバーで構成されており、ガガ演じるハーレイ・クインの視点を通した音楽を表現している。楽曲のトラックリストと元曲は以下のとおり。
1. Good Morning : 1939年の映画『青春一座』でミッキー・ルーニーとジュディ・ガーランドが歌唱
2. Get Happy:1930年にハロルド・アーレンによって書かれた曲。1950年『サマー・ストック』でジュディ・ガーランドが歌ったものが有名
3. Oh, When The Saints:邦題「聖者が街にやってくる」としても知られるトラディショナル・ナンバー。
4. World On A String:1932年にハロルド・アーレンが作曲したジャズ・ナンバー。
5. If My Friends Could See Me Now:1966年に上映されたミュージカル『スイート・チャリティー』のために書かれた楽曲。
6. That’s Entertainment:1953年に上映されたミュージカル『バンド・ワゴン』のために書かれた曲。その後、楽曲の同名映画も制作されている。
7. Smile:チャップリンが作曲し、1936年の映画『モダン・タイムス』で使用。その後、ナット・キング・コールが歌ったものが有名となった。
8. The Joker:1964年のミュージカル『ドーランの叫び、観客の匂い』のために書かれた楽曲。
9. Folie à Deux:新作映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』のためにガガが書き下ろした楽曲。楽曲クレジットのGermanottaはガガの本名。
10. Gonna Build A Mountain:1961年にミュージカル『地球を止めろ 俺は降りたい』のために書かれた楽曲。
11. Close To You:バート・バカラックが作曲した楽曲、1970年にカーペンターズが歌ったものが最も有名。
12. Happy Mistake:このアルバムのためにガガによって書き下ろされた新曲。
13. That’s Life:1963年に書かれた楽曲。1966年にフランク・シナトラが歌ったものが最も有名。
ガガが語ったアルバムの内容
また現地時間9月25日、英・ロンドンのレスター・スクエアで映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』のロンドン・プレミアが行われ、“ジョーカー”を演じるホアキン・フェニックスやトッド・フィリップス監督らと共にレディー・ガガも参加し、そこでのインタビューで本作についてこう語っていた。
「このアルバムは映画のために結びつけられたアルバムで、劇中に出てくる音楽がたくさん入っているし、このアルバムだけのために作った“Happy Mistake”という曲もあります。全ての楽曲は本当に面白くて、独創的な曲ばかりなんです」
さらにレディー・ガガは、映画の公開とルーブル美術館で開催されている展覧会「Figures du fou」の開催を記念して、ルーブルにて撮影された映像を公開した。ここでは、楽曲「The Joker」が使用され、ルーヴルにハーレイ・クインに扮したガガが登場する。
映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』の公式サウンドトラックは、10月4日にリリース、日本国内盤CDは10月9日に発売される。
Written By uDiscover Team
2024年9月27日発売
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