キンクスがニューアルバムに向けて再結成「そろそろ再結成してもいい頃じゃないかな」

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Photo by Gijsbert Hanekroot/Redferns

キンクスがニュー・アルバムのために再結成すると、イギリスとのメディアが報じている。そしてフロントマンのレイ・デイヴィスが新作に加え、ツアーを開催する可能性があるとする情報について認めた。

「You Really Got Me」「All Day And All Of The Night」「Lola」「Waterloo Sunset」など、数々のヒット曲を持つロンドン北部マスウェル・ヒルの伝説的バンドは1963年に結成、1990年にはロックの殿堂入りを果たしている。バンドの現時点での最新アルバムは1994年の『To The Bone』で、リードヴォーカルのレイと、リード・ギターのデイヴのデイヴィス兄弟は1996年以来一緒に演奏していない。

レイ・デイヴィスはこの再結成に関して意欲的なようで、「そろそろ再結成してもいい頃なんじゃないかな」とテレグラフ紙に語っていた。弟のデイヴ・デイヴィスとミック・エイボリーと共に新作をスタジオで制作中であり、二人の関係も修復されていることも明かしている。

「問題は残りの二人、弟のデイヴとミックが絶対に仲良くやれないことだったんだ。でもスタジオで、彼らがもっと激しく火花を散らして演奏するように僕が嗾けることで、制作はうまくいったんだ」

「新作の楽曲は僕達が、”解散”じゃなくて、少し離れている間に書いたものなんだ。ザ・ローリング・ストーンズにようにまとまりのある感じにはならなかったけどね。そもそもザ・ローリング・ストーンズは宣伝も上手くて、ビスネスもちゃんとしていて、ミック・ジャガーは凄腕の宣伝マンだから、彼らのやっていることをみているといい刺激になるんだ」

キンクスが正式に再結成するのか、という問いに対してレイ・デイヴィスは「正式に…そうだね、後でバーで集まるだろうね」また、ツアーの予定については明言しなかったものの、「たぶんキンクスは近所のバーで演奏するよ」と語った。

今年の初旬には、元バンドのベーシスト、ジム・ロッドフォードが76歳で亡くなっている。ジム・ロッドフォードは、1978年に2人目のベーシストだったジョン・ダルトンが脱退した後にバンドに加入し、その後18年間、1979年から1993年にかけてリリースされた作品に貢献した。

Written By Tim Peacock


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