ケンドリック・ラマー、エド・シーラン等が出演、2017年MTV ビデオ・ミュージック・アワード
ケンドリック・ラマー、エド・シーラン、ピンク、ゼイン、そしてテイラー・スウィフトと名だたるアーティスト達がロサンジェルスで開催された2017年MTV・ビデオ・ミュージック・アワードで賞を受賞した。
例年通り、この式典は業界の中でも最も人気があり期待度も高く、そしてスターが勢ぞろいしたお祭りであった。ロサンジェルスのフォーラムで行われ、ケイティ・ペリーがホスト役を務め、ケンドリック・ラマー、フィフス・ハーモニー、マイリー・サイラス、ロード、ザ・ウェークエンド、エド・シーラン、サーティー・セカンズ・トゥ・マーズ、ショーン・メンデス、ピンク、そしてロッド・スチュワートとDNCEによる「Do Ya Think I’m Sexy」のスペシャル・コラボレーションなど、数多くのタレントによるパフォーマンスが披露された。さらに、今話題のテイラー・スウィフトのニュー・シングル「Look What You Made Me Do」のビデオが初披露され、ケイティ・ペリーも「Swish Swish」をニッキー・ミナージュと共に披露した。ケイティ・ペリーは、ベスト・コラボレーション部門とベスト・ポップ部門を含む5部門でノミネートされたが、2017年最大の勝者はケンドリック・ラマーであった。8部門でノミネートされたケンドリック・ラマーは「HUMBLE」で最優秀ビデオ賞、最優秀ヒップホップ・ビデオ賞、最優秀撮影賞、最優秀監督賞、最優秀視覚効果賞の計5部門を受賞した。
他には、エド・シーランがケンドリック・ラマー、アリアナ・グランデ、ロード、ザ・ウィークエンド、そしてブルーノ・マーズといった強豪たちを押さえ、最優秀アーティスト賞を勝ちとった。さらにエド・シーランの「Shape Of You」はダディー・ヤンキー&ルイス・フォンシ feat.ジャスティン・ビーバーの「Despacito」(Remix)等と共に最優秀サマーソング賞にノミネートされていたが、この賞はリル・ウージー・ヴァートの「XO Tour Lif3」に渡った。
また、ゼイン&テイラー・スウィフトは彼らの「I Don’t Wanna Live Forever (Fifty Shades Darker)」で、ザ・チェーンスモーカーズ feat.ホールジー、チャーリー・プース feat.セリーナ・ゴメス、DJ・キャレド feat.リアーナ&ブライソン・ティラー、D.R.A.M feat.リル・ヨッティ、カルヴィン・ハリス feat.ファレル・ウィリアムスの「Feels」、そしてケイティ・ペリー&ビッグ・ショーンなどの強豪に打ち破り、ベスト・コラボレーション部門を勝ち取った。
ケイティ・ペリー、エド・シーラン、ショーン・メンデス、そしてハリー・スタイルズも受賞できなかったベスト・ポップ部門はフィフス・ハーモニー feat.グッチ・メインの「Down」に渡った。そして、DJキャレドが新人賞を受賞し、ゼッド&アレッシア・カーラが「Stay」でベスト・ダンス部門を、カニエ・ウェストが「Fade」で振付部門で受賞した。
ベスト・ロック部門にはコールドプレイ、フー・ファイターズ、フォール・アウト・ボーイ、そしてグリーン・デイがノミネートされたが、この部門はトゥウェンティー・ワン・パイロッツが「Heavydirtysoul」で受賞。そしてヤング・サグの「Wyclef Jean」(ライアン・スタークとエリック・デグリオミニによるエディット)がベスト・エディット部門を、ピンクがマイケル・ジャクソン・ビデオ・ヴァンガード賞を受賞した。
恐らく、今年最も議論となったカテゴリーはベスト・ファイト・アゲンスト・ザ・システム部門(最優秀チャレンジ賞)だっただろう。この部門にはロジック feat.ダミアン・レマー・ハドソン、ハミルトン・ミックステープ、ビッグ・ショーン、アレッシア・カーラ、タブー feat.シェイリーン・ウッドリー、そしてジョン・レジェンドがその夜ノミネートされたが、ノミネートされた全アーティストがこの部門の勝者として選ばれた。
Written by Tim Peacock
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