ケンドリック・ラマーの「HUMBLE.」MVのYouTube再生回数が10億回を突破。自身ソロ曲としては初
ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)が2017年に発表した「HUMBLE.」ミュージック・ビデオのYouTube再生回数が10億回を突破。これにより、ケンドリックは3作のミュージック・ビデオが10億回再生を突破し、自身3曲目、ソロ曲としては初の10億再生となった。
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この快挙は、今年9月に10億再生を突破したトラヴィス・スコットとのコラボ曲 「goosebumps」のビデオに続くものだ。ケンドリック・ラマーにとって初の快挙達成は、2014年のテイラー・スウィフトの「Bad Blood (Remix)」で、同ビデオには、セレーナ・ゴメス、エリー・ゴールディングらも出演していた。
「HUMBLE.」と『DAMN』
「HUMBLE.」は、ケンドリック・ラマーがピューリッツァー賞を受賞したアルバム『DAMN』のリード・シングルとして2017年3月にリリースされ、全米シングル・チャート(Billboard Hot 100)で自身2曲目、自身の名義では初の1位を獲得した。
デイヴ・マイヤーズとザ・リトル・ホーミーズが監督を務めた同曲のミュージック・ビデオには、ラッパーのジェイ・ロックやプロデューサーのサウン・ウェイブなど、彼が所属するTDE(Top Dawg Entertainment)のメンバーも出演している。
アルバム『DAMN』のリリース直後にApple Musicのゼイン・ロウと対談した彼は、このアルバムについてこう語っていた。
「“自分自身を変えない限り、世界を変えることはできない”という考えなんだ。だから“PRIDE.”、“HUMBLE.”、“JUST.”、“LOVE.”といった楽曲を聴くと、それらはすべて人間の感情であり、自分自身を見つめ、それらを受け入れる過程なんだ」
ピューリッツァー賞の音楽部門を受賞した初のラップ・アルバムとなったことに加え、『DAMN.』は2018年のグラミー賞で最優秀ラップ・アルバムを受賞し、その後全米レコード協会(RIAA)からトリプル・プラチナに認定されている。
今年9月、ケンドリック・ラマーは、現地時間2025年2月9日にニューオーリンズで開催される第59回スーパーボウルのハーフタイムショーでヘッドライナーを務めることを発表した。このショーでは、ケンドリックがデイヴ・フリーと設立したpgLangがクリエイティブ・ディレクターを務め、ジェイ・Zのロック・ネイションとジェシー・コリンズがエグゼクティブ・プロデューサーを務める。ケンドリックは声明の中で、「ラップミュージックは今でも最もインパクトのあるジャンルだ。その理由を世界に思い出させるために出演する。彼らは正しい人物を選んだ」と述べている。
Written By Sam Armstrong
ケンドリック・ラマ―『DAMN.』
2017年4月14日発売
CD / iTunes Store / Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music
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