カニエ・ウェスト、最新アルバム『JESUS IS KING』から実の父と共演した「Follow God」のMVを公開

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先月末にリリースした最新アルバム『JESUS IS KING』が2019年11月9日付全米アルバム・チャートで初登場1位に輝き、9作連続全米1位というエミネムが持つ“最多連続No.1記録”に並んだカニエ・ウェストが、アルバムのリード・トラック「Follow God」のミュージック・ビデオを公開した。

11月9日付の全米シングル・チャートで7位に初登場したこの曲でカニエは父親との関係性についてラップしているが、最近カニエが拠点にしているワイオミング州コーディーの大自然の中で撮影されたこのビデオで、カニエは実父であるレイ・ウェストと共演を果たしている。

 

3歳の時に両親が離婚したカニエは、それ以降母親のドンダと暮らしてきたが、2007年にその最愛の母親を亡くしている。今回の映像でも父親への愛情に満ちた関係が窺えるが、ビデオの最後にはカニエと父親のやりとりを記した“あとがき”のような一文が掲載されている。

「父がワイオミングのコーディーにある僕の農場まで訪ねて来てくれたんだ。彼は釣りに対する愛情を語り、どれだけ夏にここへ来たかったを語った。42年経ってようやく父が最高の友人でもあることに気付いた。そして彼は僕にこう尋ねた。“ここは何エーカーあるんだい?” 僕は“4000だよ”と答えた。すると父はこの3語を発したんだ。“黒人の男1人で!?”」

「黒人の男1人で!?(A black man?)」というのは南北戦争後に解放されたアフリカ系アメリカ人の奴隷に対しての補償を意味する言葉=「40 acres and a mule(40エーカーの土地と1匹のラバ)」を元にしている。当時の政府は奴隷1人に対して上記を補償として与えるとしたが最終的には実現しなかった。スパイク・リーが自身のフィルム・プロダクションの名前に採用しているのは有名。

スパイク・リーのプロダクション「40エーカー・アンド・ア・ミュール・フィルムワークス」のロゴ


カニエ・ウエスト『JESUS IS KING』
2019年10月25日発売
配信視聴はこちら
https://umj.lnk.to/KanyeWest_JesusIsKing



 

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