カニエ・ウェスト、新作『Donda』の音源を自由にミックスできる“Donda Stem Player”を発表

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Photo: Kevin Mazur/Getty Images for Universal Music Group

カニエ・ウェスト(Kanye West)が、まもなく発売されると噂の新作アルバム『Donda』の収録曲を、ファンが自由にミックスできる新たな音楽デバイス“ドンダ・ステム・プレイヤー(Donda Stem Player)”を、新作音源とセットで200ドルで販売することを発表した。

彼のオフィシャルサイトによると、“ヴォーカル、ドラム、ベース、サンプル音源を操作”したり、”あらゆる楽曲をステムデータに分割”する機能を持つこの製品を使って、楽曲の一部を切り離したり、音を微調整して自分だけのミックスを作成することができるという。

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シリコンケースを採用したこのプレーヤーには、持ち運び用のケースとUSBケーブルが付属しており、8GBのストレージ、能率97dbのスピーカー、4つのタッチセンサー付きライトのスペックが備わっており、同時ループ再生や速度調整、ライヴ・サンプリング、ワン・ヒッツ、作成したリミックス音源の保存・共有などの機能が搭載されている。

8月5日に、米アトランタのメルセデス・ベンツ・スタジアムにて、亡き母の名を冠したニュー・アルバム『Donda』の2度目のリスニング・イベントを開催したカニエ・ウェストは、米時間8月26日に、彼の故郷である米シカゴのソルジャー・フィールドで新たなリスニング・イベントを行うことを発表。同アルバムのリリース日に関する情報が錯綜する中、ファンの間では、今回のイベントで正式な発売日が明かされるのではないかという憶測が飛び交っている。

8月5日にApple Musicでも生配信された2度目のリスニング・イベントでは、小さな部屋でアルバム制作に取り組むカニエと彼のチームの映像が上映された後、メルセデス・ベンツ・スタジアムの観客に向けて新作の音源が披露。またアルバムを完成させる間、カニエがスタジアムで生活していたことも明かされた。

また同イベントでは、以前に公開され、ファンによって「Remote」と名付けられていたヤング・サグとキッド・カディの参加曲に加え、リル・ヨッティとリル・ダーク、ザ・ウィークエンド、ジェイ・エレクトロニカとのVerzuzでのパフォーマンスが話題を呼んだザ・ロックスの参加曲なども新たに公開されていた。

イベントの最後には、カニエがワイヤーで引き寄せられるようにして、ステージからスタジアムの宙に浮かぶパフォーマンスも披露され、7月22日に行われた1度目のイベントよりもはるかに大掛かりなものとなっていたため、3度目のイベントにも期待がかかる。

Written By Will Schube




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