10/4公開の映画『ジョーカー』の劇中にはクリームやシナトラ、ゲイリー・グリッターらの楽曲が使用されて話題に

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いよいよ今週末に劇場公開が迫るホアキン・フェニックス主演の映画『ジョーカー』が、予告編や先月開催されたヴェネツィア国際映画祭での金獅子賞受賞を受けて、異様な盛り上がりをみせている。そして、この映画のレビューが続々と露出されていく中、そして映画の中ではクリームやフランク・シナトラ、ゲス・フーなど錚々たる大物ミュージシャンたちの楽曲が使われていることも話題となっている。

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孤独な男が巨大な悪へと変貌していく、壮絶なドラマを描くトッド・フィリップス監督による映画『ジョーカー』は、私たちがDCコミックスの世界に想像し得る最悪の暗黒卿を投影したその暗く、凶暴なキャラクター設定から、現代版『タクシードライバー』として宣伝されている。

米ドラマ『チェルノブイリ』でエミー賞受賞歴を獲得した作曲家ヒドゥル・グドナドッティルによるオリジナル・スコアと共に、この映画には、物議を醸す楽曲や数々のアイコニックなアーティストの楽曲が使用されている。

「‘That’s Life’と‘Send in the Clowns’という2つのシナトラ曲に加え、ホアキン・フェニックス演じるアーサーが自身が引き起こした大混乱を見渡す時に流れるクリームの‘White Room’といった古き良き名曲など、全体を通して爽快且つ滑稽で皮肉めいた選曲になっている」とハリウッド・リポーター誌のレビューに書かれている。アメリカ版の予告編にはチャップリン作曲による「Smile」をフィーチャーしたものも公開されている。

 

ホアキン・フェニックスはこの映画の役作りのために劇的な減量をしたことはすでに広く報じられているが、彼の痩せこけた体が劇中に登場する様々なダンス・シーンで複雑にねじれ、歪められる。完全なるジョーカーへと化したホアキン・フェニックスは、地下鉄のトイレで祝った後、悪名高いグラム・ロック歌手、ゲイリー・グリッターの「Rock and Roll (Part 2)」に乗せて気取った足どりで階段を降りてゆくシーンもあるという。

「彼がゲイリー・グリッターの ‘Rock and Roll Part 2’ に乗せて、まるで悪魔にとり憑かれたマイケル・ジャクソンのようにダンスするシーンは、彼がジョーカーになりきったとてつもない狂気の瞬間である。彼はその狂気になされるがままに、即興で演技を繰り出すのだ」と米メディアVarietyは評する。この他にも、ゲス・フーの「Laughing」、ジミー・デュランテによる「Smile」などの楽曲が劇中で使われている。

スコアを収録した今作のオフィシャル・サウンドトラックは9月27日にデジタル配信がスタートし、アナログ盤が12月13日にリリースされる予定だ。

Written By Laura Stavropoulos



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