ザ・キンクスの元キーボード奏者、ジョン・ゴスリングが75歳で逝去。その功績を辿る

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John Gosling (far left) with the Kinks. Photo: GAB Archive/Redferns

ザ・キンクス(The Kinks)の元キーボード奏者として1970年から1978年までバンドに在籍し、10作のアルバムに参加したジョン・ゴスリング(John Gosling)が2023年8月4日に75歳で逝去した。

彼は、「Lola」「Apeman」、そしてバンドがよりロック色の強い作品に移行していった時期に生まれた「Celluloid Heroes」など、人々に愛される多くのヒット曲で演奏している。

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ザ・キンクスはソーシャルメディア上で次のような声明を発表している。

「ジョン・ゴズリングの訃報に接し、深い悲しみに包まれています。ジョンの妻とご家族に心からお悔やみ申し上げます」

バンドのフロントマンでソングライターのレイ・デイヴィスは「彼の妻テレサとご家族に哀悼の意を表します。親愛なるジョン、安らかにお眠りください」と述べており、弟デイヴは次のように哀悼の意を捧げている。

「ジョン・ゴズリングが亡くなったことに落胆し、深く動揺しています。彼は友人であり、ザ・キンクスの音楽にとって重要な貢献者でした。彼の妻とご家族にお悔やみ申し上げます。私は彼への深い愛情と愛をいつも心に抱いています。偉大なミュージシャンであり、偉大な人物でした」

また、ドラマーのミック・エイヴォリーは「彼は素晴らしいミュージシャンで、素晴らしいユーモア・センスの持ち主でしたので、バンドの中でも人気者でした。彼は私たちに楽しい思い出を残してくれました。彼に神のご加護を」と述べているほか、ザ・キンクスの初期のレコーディングに参加していた偉大なセッション・キーボード奏者、故ニッキー・ホプキンスのSNSもこの訃報を伝えている。

 

その生涯

1948年、イングランド南西部デヴォンで生またジョン・ゴスリングは、1970年のアルバム『Lola Versus Powerman and the Moneygoround, Part One』(バンドの8作目のスタジオ・アルバム)に収録された「Lola」のデモ・オーディションによってバンドに加入し、以降『Muswell Hillbillies』や『Everybody’s In Show-Biz』、そして1977年、全米チャートで当時の最高位を記録した『Sleepwalker』といった注目すべきアルバムに参加し、1978年の『Misfits』を最後に脱退。

その後、彼は、元バンドメイトのミック・エイヴォリー、ジョン・ダルトン、ジム・ロッドフォード、そしてアメリカ人シンガーのデイヴ・クラークと共にカスト・オフ・キンクスを結成し、2008年に引退するまで活動を続けていた。

Written By Paul Sexton



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