11月に来日、デフ・レパードのジョー・エリオットが選ぶ“人生になくてはならない5枚のアルバム”
11月3日と4日にモトリー・クルーとの来日公演が決定しているデフ・レパード(Def Leppard)。そんなバンドのヴォーカリスト、ジョー・エリオット(Joe Elliot)が、最新インタビューの中で、「人生になくてはならない5枚のアルバム」として、ザ・ビートルズやデヴィッド・ボウイらの作品を選んでいる。
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ジョーが選んだ5枚とは?
Spin誌の「人生になくてはならない5枚のアルバム/Five Albums I Can’t Live Without」特集記事のために、デンマークのコペンハーゲンからインタビューに応じたジョー・エリオットは、「自分が人々にどのような存在として最も知られているのか」という質問に対し、「46年間ロックスターのふりをしている」と答えた他、彼の人生にとってなくてはならない5枚のアルバムについても簡潔に説明している。
彼が1枚目として選んだモット・ザ・フープルの『Mott』(1973年)については、「素晴らしい曲と(彼らがついに完成させた)素晴らしいプロダクションだ」と述べ、2枚目に選んだデヴィッド・ボウイの『The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars』(1972年)については、「どれか1枚に絞らなければならなかったが、“Aladdin Sane”や“Diamond Dogs”、“Low”でもよかった」と述べている
さらに、3枚目に選んだイアン・ハンターのセルフタイトルのデビュー作(1975年)については、「イアンのソングライティング、ロンノ(ミック・ロンソン)の演奏、そのすべてが毎日聴きたくなるんだ」と説明し、4枚目としてザ・ビートルズの全ディスコグラフィーを選んだ彼は「おいおい、俺に1枚選ばせるのか?!」と付け加え、さらに最後の5枚目のアルバムとして、「自分が持っている他のすべてのアルバム、上記のすべてを含む全アーティスト。ストーンズ、フー、ロッド、キンクス、クイーン、ピストルズ、クラッシュ、マイルス・デイヴィス、トム・ウェイツ、ケイト・ブッシュ、ピーター・ガブリエル、フー・ファイターズ…紙とインクが足りないから書ききれないよ」と答えている。
ゴーストとのコラボレーション
ジョー・エリオットは今年初め、スウェーデン出身のロック・バンドで、デフ・レパードのファンを公言しているゴーストの楽曲「Spillways」の新ヴァージョンにゲストとして参加。これにあわせて公開された彼らの最新ウェビソード『Chapter 15: Meanwhile In Dublin』では、ジョー・エリオットが壮大かつ超自然的な方法で「Spillways」のカラオケ・セッションに失敗する様子が描かれている。
ゴーストとデフ・デフ・レパードがお互いを認め合っていることはすでに広く知られている。ゴーストが昨年リリースした最新作『IMPERA』について、フロントマンのトビアス・フォージは、「このアルバムの制作に入る時、少しだけデフ・レパードっぽく出来るかどうかを試してみようと思ったんだ」と語っている一方で、ジョー・エリオットは、Metal Hammerのインタビューの中で、「(ゴーストのアルバムを)全部聴いたけど、本当に素晴らしい出来だと思った。全く新しいジャンルの音楽のようだ」と称えている。世界中のロックファンにとって幸運なことに、彼らクリエイティブな親交は、この「Spillways」のコラボレーションへと繋がっていった。
Written By Will Schube
デフ・レパード ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー・オーケストラ
『Drastic Symphonies』
2023年5月19日発売
CD+Blu-ray(Audio) / CD / iTunes Store / Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music
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