ジミー・ペイジとフェンダーが1959年のテレキャスターを復刻
レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジがフェンダーと手を組んで、ヤードバーズ時代や、1969年に発表されたレッド・ツェッペリンのデビュー・アルバムで彼が使用した、アイコニックな1959年のテレキャスターを再製造することになった。
鏡面加工や龍のデザインで知られ、元々はジェフ・ベックからジミー・ページに贈られたこのギターが、この度、レッド・ツェッペリンの結成50周年とジミー・ペイジのキャリアを記念して、再製造されることになった。
フェンダーは2019年に4タイプのシグニチャー・モデルをリリースする予定で、うち2タイプはフェンダーの通常の生産ラインで作られるが、残りの2タイプは“リミテッド・エディション”と“ジミー・ページ・テレキャスター・セット”としてフェンダーのカスタム・ショップで特別製造される。
これらのニュー・モデルの製造についてジミー・ペイジはこう語っている。「元々はジェフ・ベックから貰って、ヤードバーズの最初のアルバムで全編を通して使っていたっていうこのギターの歴史があったから、フェンダーに提案して、興味を持ってもらえるか訊いてみるのはとても面白いんじゃないかと思ったんだ。このギターは沢山の歴史が詰まったとても特別なものなんだ。そしてフェンダーは110%、いや150%それをわかっていてくれた。だからこのプロジェクトが成るべくして成ったことなんだ」。
「ギターにサインとペイントするために、マスター・ビルダーのポール・ウォーラーと一緒にフェンダー・カスタム・ショップに行ったんだけど、すごく興奮したよ。壁一面にお宝ギターが沢山飾ってあって、あれは素晴らしい経験だったね」と彼は付け加えた。
フェンダー製品部門の部長であるジャスティン・ノーヴェルもこう加えた。「このユニークなテレキャスターには素晴らしい歴史があり、ヤードバーズの後期、そしてレッド・ツェッペリンの創成期において偉大なロック・ミュージックを作る手助けをしたものなんです。ジミー・ペイジの輝かしいキャリアと彼がこのギターで作り出してきた素晴らしい音楽に讃えて、新世代のギタリストたちにもこの2つの偉大な楽器を手にするチャンスを作りたいと思っています」。
レッド・ツェッペリンの最近のニュースとしては、バンドの50周年を記念した本『Led Zeppelin By Led Zeppelin』が10月にReel Art Pressから出版された。400ページにもわたるこの本では、世界中の写真家たちの協力も得て、バンドの未公開写真や彼の資料からの秘蔵アートワークなどが掲載されている。
Written by Tim Peacock
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