ジェイ・Z がPUMAのバスケットボール事業代表に就任
ヒップホップ界のスーパースター、ジェイ・Z がPUMAとタッグを組み、同アパレルブランドのバスケットボール事業の代表に就任した。彼のPUMAでの新しい任務は、同ブランドの製品に関わるクリエイティヴ・ディレクション、そしてバスケットボール選手や音楽仲間をリクルートするにあたっての助言だと、アメリカのスポーツ専門チャンネルESPNが報じている。
PUMAがジェイ・Zと初めてコラボレーションしたのは1年前のことで、彼の「4:44」ツアーのために、PUMAがシューズやシャツなどの他のマーチャンタイズを提供していた。
「我々はここまでロック・ネイションと何度も一緒に仕事をしてきました。彼らは何年もの間、我々にとって素晴らしいパートナーであり、これまでも様々なアンバサダーたちと沢山のコラボレーションをやり遂げてきました」と、PUMAのブランドとマーケティングのグローバル・ディレクターであるアダム・ペトリックが米メディア「Complex」に語った。そして、バスケットボール事業への代表就任は”ジェイ・Z自らが希望したことだった”と付け加えた。
このジェイ・Zの代表就任劇は、ビヨンセとの「The Run II」 ツアーの真っ最中、二人が共作したニュー・アルバム『Everything is Love』が発売された直後に、PUMAがNBAのドラフト資格のある有力選手3名と契約したというニュースと共に発表された。今回PUMAが契約した選手はドラフト第1位指名が期待されるディーンダー・アイトン、マービン・バグリー3世、ズヘアー・スミスの3名で、1998年のヴィンス・カーター以来、最も期待を集める若手プレイヤーたちとのエンドース契約となる。尚、PUMAは1973年に初めてエンドース契約を交わしたニューヨーク・ニックスのウォルト・“クライド”・フレイジャーとは生涯契約を結んでいる。
5年以上前からジェイ・Zのロック・ネイションはスポーツ・マネージメントへ事業を拡大し、ケビン・デュラント、ジェレミー・リンといったNMA選手と共に仕事をしてきた。ロック・ネイション所属のリアーナもPUMAのアンバサダーを務めている。
ジェイ・Zとビヨンセは、7月25日から、オハイオ州クリーブランドのファーストエナジー・スタジアムから開幕し、10月4日ワシントン州シアトルのセンチュリーリンク・フィールドで幕を閉じる「On The Run II」北米ツアーをスタートさせる予定だ。
Written By Tim Peacock
ジェイ・Z『4:44』