ジャネット・ジャクソン『The Velvet Rope』25周年記念盤がiTunes R&B/SOULで1位に

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10月 11, 2022

ItoMasaki

Janet Jackson 'The Velvet Rope' artwork - Courtesy: UMG

ジャネット・ジャクソン（Janet Jackson）が2022年10月7日にリリースした『The Velvet Rope』の25周年記念アルバムが、アメリカのiTunes Store R&Bチャートで首位となった。また、このアルバムの再発にあわせてロンドンで行われた記念パーティにジャネット本人がサプライズで登場している。

10月7日のリイシューと同時にアメリカのiTunesストアのR&B/ソウル・チャートで首位を獲得した他、UKの同チャートでTOP5入りを果たしたこの25周年記念版には、「Accept Me」や「God’s Stepchild」といったこれまでCDシングルでしか聴くことができなかった貴重な楽曲に加え、B面曲やリミックスなど、ストリーミング・プラットフォームで初配信される10曲以上のボーナストラックが収録されている。

今回のアルバムに収録されるリミックスには、ブラックストリートをフィーチャーした、テディー・ライリーによる「I Get Lonely (TNT Remix Edit)」や、J・ディラによる「Got ‘Til It’s Gone (Ummah Jay Dee’s Revenge Mix)」、ティンバランドとミッシー・エリオットによる「Go Deep (Timbaland/Missy Remix)」に加え、デヴィッド・モラレス＆フランキー・ナックルズ、マスターズ・アット・ワーク、トニー・モラン、ジェイソン・ネヴィンス、トニー・ハンフリーズらによる様々なクラブ・ミックスも含まれている。

記念パーティーでのジャネットの発言

同アルバムのプロデューサーであるジミー・ジャムも出席した今回の再発記念パーティで、ジャネット・ジャクソンは『The Velvet Rope』の制作当時をを振り返り、次のように述べている。

「このアルバムは、私にとって非常にパーソナルな作品です。これまで手掛けたアルバムの中で、特にジミー（・ジャム）やテリー（・ルイス）と共作したアルバムの中で最も難しかった作品だと思います。人生において様々な出来事が起きていた当時の私は、自分自身が一体誰なのか、どこにいるのかを深く模索していました。でも結局、他のアルバム同様に、私はただ作品を完成させるのみで、そういった心境を記録に残すことありませんでした。多くの方がそのことを知っていたとは思います」

「そして、私はファンの方々がそうすることを望んでいたかどうかもわかりませんでした。このアルバムに纏わる最高の瞬間の一つは、このアルバムがリリースされた日でした。アルバムの発売日に、車でマリブからサンフェルナンドバレーに向かうフリーウェイ405号線を走っている途中で渋滞に巻き込まれた時、誰かがクラクションを鳴らしたんです。その車がクラクションを鳴らし続けていたのでたまたまそっちを見たら、車に乗っていた女の子が、“The Velvet Rope”のCDを手に持っていたんです。彼女は私に微笑みかけ、ただ頷いていました。それがすごく嬉しかったんです。それこそが、私が人々に心から感謝されるような作品を作ったのだと思わせてくれた最初の瞬間でした。あれから25年後、再びこの作品がNo.1になったなんて」