イマジン・ドラゴンズがディズニー映画『シュガー・ラッシュ』続編のために書いた新曲公開
イマジン・ドラゴンズの新曲「Zero」がKIDinaKORNER/インタースコープ・レコーズからリリースされた。この曲は、ディズニー・アニメーション・スタジオの新作アニメ映画『シュガー・ラッシュ:オンライン』のために書かれたもので、今作のサウンドトラックにも収録される。
さらに、最近ではApple MusicのBeat 1の番組”Zane Lowe’s World Record”でもこの曲がフィーチャーされている。下記よりこの曲のミュージック・ビデオをご覧いただける。
リッチ・ムーアとフィル・ジョンストンの監督による映画『シュガー・ラッシュ:オンライン』は11月21日から全米で劇場公開となる(日本公開は12月21日)。この映画は、ゲームの裏側の世界を舞台に、ヒーローになれない悪役ラルフと、レーサーになれない1人ぼっちの少女ヴァネロペ・フォン・シュウィーツの冒険と友情を描いている。
イマジン・ドラゴンズのリード・シンガー、ダン・レイノルズによると、今作におけるエモーショナルなテーマは楽曲「Zero」にも反映されており、「この映画は、インターネット世代特有のアイデンティティや孤独といった問題を様々なかたちで描いている、とてもタイムリーな作品なんです。ラルフの、ありのままの自分自身を受け入れるための内なる葛藤は、僕たちも大いに共感できるもので、この曲はそれについて歌っているんです」と語っている。
この楽曲について監督のリッチ・ムーアは、「この曲は、自分の存在価値が”ゼロ”のように感じ、自分自身の感覚全てをたったひとつの友情に頼りきってしまっている人物について歌っているものなので、エンドロールで使うには大胆なチョイスだったんです。そして、その友情が脅かされた時、そこには大きな不安が襲い掛かるんです」と、説明した。
「私たちは皆、そんな感情に共感できるはずです」と、もう一人の監督フィル・ジョンストンもそれに言い添えた。「でも、この曲には私たちはひとりじゃない、というメッセージもある。それに、聴いていると踊り出したくなるところも気に入ってこの映画のテーマ曲に決めたんです」。
ダン・レイノルズは、「この曲にはある種の対立しているものが存在していて、アップビートのメロディーに反するような重い内容の歌詞が乗せられているんです。結果的にそれが、主人公のラルフの複雑さを程よく感じさせるほろ苦いトーンを作り出しているんです」と語る。
ラスベガスを拠点に活動するグラミー受賞バンド、イマジン・ドラゴンズの3作目のアルバム『Evolve』は2017年6月にリリースされ、一年足らずでダブル・プラチナムを達成した。ファースト・シングルの「Believer」はオルタナティヴ・ラジオ・チャートで12週に渡って1位を獲得し、セカンド・シングル「Thunder」もまたオルタナティヴとTOP40ラジオ・チャートで1位を記録するヒットとなっている。
Written by Tim Peacock
イマジン・ドラゴンズ『EVOLVE』