イマジン・ドラゴンズの「Demons」がYouTubeで自身3度目の10億再生を突破
リリースから10年以上が経ったイマジン・ドラゴンズ(Imagine Dragons)の「Demons」ミュージック・ビデオがYouTubeで10億回再生を突破した。
2012年のアルバム『Night Visions』からのサード・シングルとしてリリースされ、最高位6位を含む12週にわたって全米TOP10入りを果たし、バンドにとって、2012年の「Radioactive」に続く2曲目の全米TOP10シングルとして知られる「Demons」は、「Radioactive」と2017年の「Believer」に続き、YouTubeで10億回再生を達成した彼ら3曲目のビデオとなった。
この曲は米ビルボード・ポップ・ソングス・チャートでも1位を獲得し、アメリカ国内だけで、最初の2年間で4.1枚以上を売り上げ、史上8番目にダウンロードされたロックソングとして脚光を浴び、2021年に全米レコード協会(RIAA)からダイヤモンド認定を受けている。
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アイザック・ハラシマが監督を務め、ラスベガスで撮影されたバンドのライヴ・パフォーマンス映像とその観客たちの内なる葛藤を映し出したシーンが交錯していく「Demons」のミュージック・ビデオは、彼らの大ファンであり、17歳の若さで癌で亡くなった故タイラー・ロビンソンに捧げられた作品だ。
彼のバンドへの愛に触発された彼らは、小児癌と闘う家族を支援するための“タイラー・ロビンソン基金”を設立し、毎年寄付金を集めるためにライヴを開催している。同ビデオの最後には、タイラー・ロビンソンとフロントマンのダン・レイノルズがライヴ中に感動の瞬間を分かち合う様子が収められている。
MTVによるインタビューの中で、ダン・レイノルズは、このビデオについて、他人がどのような状況下に置かれ、どんな苦悩を抱えているかは知る由もないという事実について描いた作品であることを明かし、こう語っている。
「彼らのことを知れば知るほど、その奥は深い。‘Demons’を通してそれを描こうとした。このビデオでは、誰かに会った時、表面上知り得る以上のことがその人の内側では起こっているということを表現しているんだ。みんながそれぞれに葛藤や問題を抱えているんだよ」
「Night Visions」や「Demons」での成功は、イマジン・ドラゴンズのその後の名声への序章に過ぎなかった。2008年の結成以来、バンドはグラミー賞の“最優秀ロック・パフォーマンス賞”をはじめ、3つのアメリカン・ミュージック・アワード、10つのビルボード・ミュージック・アワードなど、数々のアワードを受賞してきた。さらに「Demons」は、2014年のiHeart Radio Music Awardで“Alternative Rock Song of the Year”を受賞した他、BMI Pop Awardも受賞している。
今月初め、イマジン・ドラゴンズは6作目のスタジオ・アルバム『Mercury – Act 2』をリリースした。
Written By Mary Elizabeth Perez
イマジン・ドラゴンズ『Mercury — Acts 1 & 2』
2022年7月1日発売
CD / iTunes Store / Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music
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