インド出身の注目のラッパー、ハヌマンカインドが話題曲「Big Dawgs」の舞台裏を語る

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Hanumankind - Photo: Maitreya Shah

インド出身の注目のラッパー兼シンガー、ハヌマンカインド(Hanumankind)がVevoのFootnotesシリーズに登場し、話題のシングル「Big Dawgs」の制作の舞台裏を明かしている。

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この映像の冒頭では、同曲のミュージック・ビデオの監督を務めたビジョイ・シェティ(Bijoy Shetty)が「MVの冒頭のグリッチの中に、いくつかのビジュアルが隠されている」ことを明かし、視聴者が見落としているかもしれない隠し要素が仕込まれていることを示唆した。

ハヌマンカインドは、監督のビジョイ・シェティとの関係性について、「ビジョイとはいつも一緒にアイデアをブレストするんだ。ある時、彼が“ウォール・オブ・デス(オートバイ・サーカス)”のアイデアを送ってきて、それが今回のMVのコンセプトになっている。MVのアイデアはすべて彼の発想だよ」と触れている。

また、楽曲のプロデューサーであるカルミ(Kalmi)との関係性についても、「カルミとは2019年から一緒に仕事をしている。僕たちは常に新しいサウンドを追求し続けてきたし、これからもそうするつもりさ。この曲にはメンフィスの要素が散りばめられているし、ヒューストンへのリスペクトを込めて、スクリュード(ピッチを落とすリミックス手法)も取り入れているんだ」と語り、自身が一時期暮らしていたヒューストンからの影響についても言及。

一方、プロデューサーのカルミも自身のインスピレーションについて、「僕は主にエレクトロニック・ミュージック、ディストーションやインダストリアルなサウンドからインスピレーションをもらっている。そこが僕の世界がぶつかり合う場所なんだ。あのベース・リフを聴いた瞬間、“これは今すぐスーラジ(ハヌマンカインドの本名)に聴かせなきゃ”と思ったよ」と振り返る。

ハヌマンカインドは楽曲の歌詞について、「当時の僕たちが経験していたことが歌詞のインスピレーションになっているんだ。僕のリリックには、常に自分の文化や人々に関する洞察が込められている。それらを融合させたものなんだ」と説明する。

彼はまた、ミュージック・ビデオの撮影について次のように明かしている。

「撮影中はみんな自分たちを追い込んでいた。アドリブも多かったし、何よりずっとうるさかった。バイクや車が“ウォール・オブ・デス”の中を走り回っている時は、ほとんどコミュニケーションが取れない。車に乗り込むのも毎回スリル満点だったけど、僕はこういう瞬間のために生きているんだ」

Written By Will Schube


ハヌマンカインド「Big Dawgs」
2024年7月9日発売
iTunes Store / Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music



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