ホールジーが新作アルバムの発売を発表。プロデューサーはトレント・レズナー&アッティカス・ロス
ホールジー(Halsey)が、自身のTwitter上でニュー・アルバムを発売すること発表し、短いティーザー映像を公開した。 彼女はこう記している。
「“If I Can’t Have Love, I Want Power”(愛が手に入らないのなら、権力が欲しい)。ホールジー4作目のアルバム。プロデュースは、トレント・レズナー&アッティカス・ロス」
トレント・レズナー&アッティカス・ロスの作曲家コンビは最近ではディズニー&ピクサー映画『ソウルフル・ワールド』でアカデミー作曲賞を受賞。他にもNETFLIXの『モンク』といった注目映画のサントラを手掛け、これまでに数々の賞を受賞してきた二人が、ホールジーの唯一無二のポップ・スタイルをどのように表現するのかに注目が集まりそうだ。
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If I Can’t Have Love, I Want Power
The FOURTH album by Halsey
Produced by Trent Reznor and Atticus Ross pic.twitter.com/BbUx2htDkY
— h (@halsey) June 28, 2021
今回のニュー・アルバムの発表は、新型コロナウイルスの影響で開催中止となった“マニック・ツアー”に参加することが叶わなかったホールジーのファンにとっては嬉しいニュースとなった。同ツアーは、2020年1月にリリースされたホールジーの3作目のスタジオ・アルバム『Manic』を記念して開催が予定されていたもので、ホールジーは、大きな成功を見込んでいたこの大規模なワールド・ツアーで新曲を披露することを熱望していたという。
デビュー作の発売から5周年という彼女のキャリアの節目にリリースされたアルバム『Manic』について、ローリング・ストーン誌は、「敵意に満ちた世界の中で愛と優しさを分かち合うことを切望する、若き混沌期のホールジーを描いた生々しい自伝的ポートレートである」と評している。
聴覚だけでなく視覚的体験も追求した“マニック・ツアー”は、複雑な芸術的要素で定義されており、ホールジーは、このツアーの全公演で、自ら絵を描いたり、インタプリタティブ・ダンス(動きで感情を描写したり物語を語ったりするモダンダンスの一形態)を披露することを計画していた。
「今回のツアーは、多くの理由から、私にとってこれまでに最もユニークなものになるはずでした。私の人生におけるこの章を、私が熟知する方法で皆さんと共有することをとても楽しみにしていました。でも今は、再びみんなで集える日を夢見ています。皆さんを愛しています。どんな状況に置かれていても、私たちは適応、成長し、再び繋がるための新たな方法を見つけることでしょう」
ホールジーは、ツアーを実現できなかった代償に、ファンにこの新作を届ける予定だ。これまで以上に大きな期待を背負う彼女は、音楽業界で今最も高く評価されている2人のプロデューサーを迎え、自身のキャリアにおける最高傑作をつくり上げる準備が整った。
Written By Will Schube
ホールジー『Manic』
2020年1月17日発売
CD / iTunes / Apple Music
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