『ボヘミアン・ラプソディ』でブライアンを演じるグウィリム・リー独占インタビュー

Published on

公開が待ち遠しいクイーンを描いた映画『ボヘミアン・ラプソディ』が10月23日夜、ロンドンのウェンブリー・アリーナで初上映された。フレディ・マーキュリー役のラミ・マレックやブライアン・メイ役のグウィリム・リーらが出演する今作は、クイーンの音楽のように叙事的な仕上がりになっているようだ。グウィリム・リーがuDiscoverの独占取材にこう語ってくれた。

「この映画での最も大きなチャレンジは、ブライアン・メイという伝説的な人物、そしてクイーンの偉大な音楽に相応しい演技をすることだったと思います」

クイーンの音楽を”人生の賛歌”と呼ぶグウィリム・リーはこう続ける。

「喜びに満ちていて、不敬でもあり外聞をはばからない…彼らは他に類をみないくらいに自分たちを貫く信念の強さを持っていました。その点において、極めてユニークな存在だったんです」

グウィリム・リーがクイーンの音楽と初めて出会ったのは彼の兄がきっかけで、その後、映画『ウェインズ・ワールド』の忘れられないヘッドバンギングのシーンを観た。

「マイク・マイヤーズが演じるキャラクターが他の仲間と”Bohemian Rhapsody”でヘッドバンギングをしていたシーンが頭に焼き付いていて、”Bohemian Rhapsody”を聴く度に衝動的にヘッドバンギングしたくなるんです」

「みんなをがっかりさせたくないからね」

この映画の制作中は、クイーンのブライアン・メイになりきって生活していたというグウィリム・リーは、以前よりもクイーンの音楽をよく理解できたという。

「彼らは時代や場所、世代なんてものを超越していました。彼らの音楽がどのジャンルに属するのかなんてことも彼らにとってはどうでもいいことだったんです。彼らはオール・ジャンルでした、オペラやミュージカル、ディスコからヘヴィ・ロックまで、ありとあらゆるジャンルの影響を受けていて、そんな全てが入り混じっている彼らの音楽を聴いていると、いつだって惹きつけられるものがあります。それに、彼らの音楽は人生の讃美であり、生きるための欲望みたいなものだから、どんな瞬間においてもサウンドトラックとして僕たちを励ましてくれるんです」

「彼らの音楽は本当に多くの人から愛されているから、それに相応しい作品にしなければならないと思っていました。みんなをガッカリさせたくないですから」

特にグウィリム・リーは、この映画の中で、クイーンの伝説的ギタリスト、ブライアン・メイという名誉ある役を演じることになったことについてはこう語っている。

「この作品では今までないくらい一生懸命に演技に取り組みました。声の出し方や仕草、ギターの弾き方を学ぶことに膨大な時間を費やして、僕にとっては本当に大きな挑戦でした。今までで一番大きな挑戦だったと思います」

ブライアン・メイがロック・ギタリストの名手であることはもはや周知の事実だが、彼の持つ別の側面についてはあまり知られていない。グウィリム・リーは自身の発見としてこう話してくれた。

「ブライアン・メイは惑星間塵の分野において天体物理学の博士号を持っていて、3D写真の専門家でもあり、それから彼は動物保護の活動家でもあります。彼の魅力には本当にいろんな側面があって、僕は彼のことを偉大なる奇人にして、万能型の教養人だと思っています。とても知的で、細部にまで拘りを持っていて、それでいて素晴らしい人格者で、とても優しい、愛すべき人物なんです」



クイーン『Bohemian Rhapsody (The Original Soundtrack)』

映画『ボヘミアン・ラプソディ』
配給:20世紀フォックス映画
© 2018 Twentieth Century Fox
映画公式サイト

映画『ボヘミアン・ラプソディ』フレディ バースデー特別映像

Share this story

Don't Miss

{"vars":{"account":"UA-90870517-1"},"triggers":{"trackPageview":{"on":"visible","request":"pageview"}}}
モバイルバージョンを終了