2018年のグラミー賞はニューヨークで開催
2003年以来10年以上ロサンゼルスで行われていたグラミー賞授賞式が、2018年はニューヨークで開催されることが発表された。来年のメイン・イベントはグラミー賞の60周年を祝うものとなり、2018年1月28日にマディソン・スクエア・ガーデンで開催され、北米はCBSで放送される。
2004年にステイプル・センターで開催される以前、1970年代、80年代、90年代において、グラミー賞授賞式は、ニューヨークとロサンゼルスで交互で開催していた。開催場所について2014年から複数年かけて協議されてきた結果、2018年にニューヨークで授賞式を行うこととなった。
「ニューヨークで受賞式を開催することはいつも我々にとって興味深いことではあったんです。すべては詳細次第なんです」とレコーディング・アカデミーのプレジデント、ニール・ポートナウはBillboard誌に語った。「長いことLAで開催していましたが、以前は、その時々で行き来していました。東海岸はアカデミーのメンバーの半分のホームでもあり、そして音楽産業においても、活気があり、不可欠な場所です、そして我々にとっても来年はアニヴァーサリー・イヤーなので、それを祝うスペシャルな機会だと考えています」。
また、この発表内で、アカデミーはスパイク・リーとクリエイティヴ・エージェンシーTBWA\Chiat\Dayとが共同でビデオを制作したことも発表された。下記で見ることのできるビデオは、 “a musical tour of the city”と名付けられている。
ニューヨークの会場は、1年限りの契約であるため、2019年とそれから数年は会場はロスへと戻されるだろう。しかし、ニール・ポートナウ等は、将来また戻ってくる可能性があることも示唆している。
「私は常にオープンマインドであり、新企画をやる気持ちもありますし、リスクを恐れず物事に挑戦したりすることを支持しています。そして、それらを一緒くたにして、予想がつかないものにしたいのです」とニール・ポートナウは語る。「将来的にはイベントを他の場所で行う可能性もあるでしょう。ニューヨークかもしれないし他の都市かももしれない。世界規模にスポットライトがあたるグラミーのようなイベントは他にはありませんから」。
Written by Tim Peacock