グレイシー・エイブラムス、2025年ソングライターの殿堂“ハル・デヴィッド・スターライト賞”を受賞

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2月 27, 2025

ItoMasaki

Gracie Abrams - Photo: Tasos Katopodis/Getty Images for iHeartRadio

ソングライターの殿堂（The Songwriters Hall of Fame）は、若手ソングライターの功績を称える2025年の“ハル・デヴィッド・スターライト賞”の受賞者に、グレイシー・エイブラムス（Gracie Abrams）が選ばれたことを発表した。

授賞式は、現地時間2025年6月12日にニューヨークのマリオット・マーキス・ホテルで開催される第54回ソングライターの殿堂の晩餐会にて行われる。

2004年に創設された“ハル・デヴィッド・スターライト賞”は、ソングライターの殿堂の名誉会長で、若手ソングライターを長年サポートしてきた故ハル・デヴィッドの功績にちなんで名付けられた。

先月、ソングライターの殿堂は、2025年の殿堂入りメンバーとして、ジョージ・クリントン、マイク・ラヴ、アシュリー・ゴーリー、ロドニー・“ダークチャイルド”・ジャーキンス、トニー・マコーレー、そしてドゥービー・ブラザーズのトム・ジョンストン、マイケル・マクドナルド、パトリック・シモンズを発表した。ソングライターの殿堂の会長であるナイル・ロジャースは声明で次のように述べている。

「音楽業界の基盤があるのは、ソングライターが素晴らしい楽曲を作るからこそです。彼らがいなければ、レコーディングもコンサート・ビジネスも、ファンもグッズも存在しません。すべては、楽曲とソングライターから始まるのです。だからこそ、私たちは文化的に最も重要なソングライターたちを継続的に表彰していること、そして今年の受賞者たちが、そのアイコニックな楽曲だけでなく、ジャンルや民族性を超えた多様性と団結を象徴する存在であることを大変誇りに思っています。彼らの楽曲は、世界中の何十億ものリスナーの人生を豊かにしています。彼らを称えることができて光栄です」

「That’s So True」のヒット

2024年12月、クリス・ロックが司会を務めた“Saturday Night Live”の音楽ゲストとして出演したグレイシー・エイブラムスは、高く評価された2作目のスタジオ・アルバム『The Story of Us』から、「I Love You, I’m Sorry」と「That’s So True」のパフォーマンスを披露した。

「I Love You, I’m Sorry」と「That’s So True」は、彼女にとって最大のヒット曲となっており、『The Story of Us』のオリジナル・ヴァージョンに収録された「I Love You, I’m Sorry」は、2020年に公開した「I Miss You, I’m Sorry」の続編となる楽曲で、2024年10月に自身初の全米トップ20入りを記録。

2024年11月に発売された『The Story of Us』のデラックス盤に収録された「That’s So True」は世界中でバイラルヒットを記録し、全米トップ10入りを果たして最高6位まで上昇、全英チャートでは2度1位を獲得している。

アルバム『The Story of Us』は世界各国のチャートで1位を獲得し、全米チャートでも自己最高となる2位にランクイン。本作は、グラミー賞受賞プロデューサーであるザ・ナショナルのアーロン・デスナーとともに、アーロンが所有するハドソン・バレーのロングポンド・スタジオで制作された。