グレン・キャンベルへの追悼メッセージと「Adiós」の日本語訳

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2017年8月8日に81才で亡くなったアメリカを代表するカントリー・ミュージックのアーティスト、グレン・キャンベル。彼の訃報を受けコメントしているミュージシャンやタレント、政治家など21組の言葉を翻訳。そして2017年6月に発売された最後のスタジオ・アルバム『Adiós』のタイトル・トラックの日本語訳を掲載します。


■アシュリー・キャンベル(グレンの娘)
本当に悲しいです。私がいままでこれたのも、そしてこれからのことも全て父のおかげです。彼は記憶に残り続けます、多くの愛情とともに。

■シェリル・クロウ
音楽の世界でまた大きい損失が。安らかに。グレン・キャンベル。

ブライアン・ウィルソン
私の友であるグレン・キャンベルの訃報を聞いて落ち込んでいる。素晴らしいミュージシャンで、人格も素晴らしかった。途方に暮れてしまう。愛と幸運を。

キャロル・キング
RIPグレン・キャンベル。偉大なシンガーで曲も書けるし、素晴らしい曲を選んでカバーするミュージシャンだった。

■レニー・クラヴィッツ
素晴らしいソロ・アーティストであるとともに、グレンは素晴らしいスタジオ・ミュージシャン「レッキング・クルー」の一員で、ビーチ・ボーイズからフランク・シナトラまでいろいろなレコーディングに参加している。素晴らしい才能で、ハートが強く、勇気もあった。安らかに、兄弟。私たちに喜びの多くをもたらしてれたよ。

■スラッシュ
#GlennCampbell RIP

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■ブラッド・ペイズリー
10歳の頃、グレンデールのメソジスト教会で初めて観客を前に歌ったんだ。歌ったのは2曲。そのうちの1曲がグレン・キャンベルの「Try a Little Kindness」だった。彼がいなければ間違いなく僕はここにいない。もし彼の音楽を良く知らなかったら、是非きいてみてください。素晴らしいシンガーで、プレイヤーで、俳優で、TVスターで、ジェレンドだった。僕のラッシュモア山の4つの顔のうちの1つは彼だ。忘れることなんてないよ、グレン。

ドリー・パートン
グレン・キャンベルは、オールタイムで偉大な歌声を持った中の一人だ。ずっと大好きです、グレン。

■ブレイク・シェルトン
グレン・キャンベルの訃報を聞いて、本当に悲しいよ。彼と彼のご家族にお悔やみを。

■ブライアン・レイ
R.I.P.ビーチ・ボーイズからソロまで、そして他にもたくさんの音楽の軌跡を残してくれた偉大なるグレン・キャンベル。贈り物をありがとう。

■デヴィッド・カヴァーデイル
RIPグレン・キャンベル。彼の家族、友人、ファンにお悔やみを。

■チャーリー・ダニエルズ
長い間私達にあなたの才能を聴かせてくれてありがとう、グレン・キャンベル。安らかに、友よ。絶対忘れないよ。

ダイアン・ウォーレン
RIP、グレン・キャンベル、私の一番好きなシンガー。グレンがジミー・ウェッブの曲を歌っているのは、作曲と歌の最高の最上級の形。

■ロドニー・アトキンス
グレン・キャンベルと彼の家族、友人とファンに神の祝福を。

■ジョン・マケイン
グレン・キャンベルが亡くなるなんて。偉大なエンターテイナーで、素晴らしい男で、最高なアリゾナ人だった。沢山の想い出をありがとう。

■エレン・デジェネレス
(彼の死で)カントリー・ミュージックが変わってしまう。グレン・キャンベルの家族に愛を。

■ピーター・フランプトン
グレン・キャンベル、あなたの信じられないほどの音楽的能力と同様、あなたは私が今まで知っている人の中で最も地に足がついている人の一人でした。

■ケニー・ロジャース
訃報を聞いて、とても悲しい。グレンは才能豊かな、偉大な男だった。彼を知れたことに感謝している。

■ロビー・ウィリアムス
グレン・キャンベル、RIP

■ニッケルバック
あなたの素晴らしい声は、私達が成長する時や生活の中で欠かせないものでした。お悔やみを。#GlenCampbell #RhinestoneCowboy

■ワンリパブリック
#RIPグレン・キャンベル、おかしいぐらいに才能を持ったプレイヤーで、ソングライターで、そして面白くて才能があった素敵な人でした。

 


グレン・キャンベルがアルツハイマーと診断された後、彼は2011年から2012年にかけて最後のツアー「Goodbye Tour」を行った。ツアーが終了するとスタジオに入り、彼の最後のレコーディングが行われた。2012年~2013年の間に録音された音源は、2017年6月にグレン・キャンベルの最後のアルバム『Adiós』として発売となった。

12曲の収録曲は全て、グレン・キャンベルがずっと好きだった曲だ。アルツハイマーの症状で歌詞が覚えられなかったが、なんとか歌詞を1行ずつ歌って録音された。記憶力は衰えていたが、プロデューサーのカール・ジャクソンは「彼はメロディーは失っていないし、音程も歌声も完璧だった」と語っている。

このアルバムのタイトルにもなり、そしてアルバムの一番最後に収録されているのが、長年の友人でもあるジミー・ウェッブが作曲し、1989年にリンダ・ロンシュタットが発売した「Adiós」だった。

グレン・キャンベル – Adiós

17歳の時に実家を飛び出した
カリフォルニアの海岸で君のそばにいるために
古びた酒場で毎晩マルガリータを飲んで
カリフォルニアの海岸にでかけた

俺を恩知らずだとは思わないで
そんなに不機嫌にならないで
アディオス、さようなら

俺達は全然うまくいかなかった
でも俺達は近くまではいけたんだ
アディオス、さようなら

北にむかう、冬でも緑がある丘に
君はカリフォルニアに置いていかなきゃいけない
水がきれいなところへ、空気もきれいなところへ
カリフォルニアの海岸よりも

終わらない夏の俺たちの夢は
少し大げさだったんだ
アディオス、さようなら

赤い落ちる夕焼けが恋しくなりそうだ
でも一番恋しいのは君と離れること
アディオス、さようなら
アディオス、さようなら
アディオス、さようなら



グレン・キャンベル最後のアルバム『Adiós

 

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